第27話:半同棲5日目 初めてのすれ違い

生活はやはり彼女主体

朝目覚め、コーヒーを飲み、ブログを書く。
いままでのバンコクの生活と何ら変わらない。ただ、隣には愛する彼女が寝ている。

※僕はこの女を愛した。間違って無いよね?
よく寝返りをするが、時々僕に抱き付いて来て、またグウグウと寝てしまう。その間、僕は書くのを止めて、彼女の寝顔をじっと見ている。
この彼女が僕に与えてくれるものは、計り知れない。不満はいっぱいあるけど、そんなの微々たるもの。
彼女を失ったら… そう考えると、我慢は些細なものかな?昨晩は、明日の朝ね、なんてエッチを拒否られたので、その気で体に触れた。
彼女の小ぶりなおっぱいが好きで愛撫しようとすると、あっ!と、急に飛び起きた。

>早く着替えて!
>エッチは?
>今晩にしようよ
>何故?
>日本に行く時に外せと言われたジャックファン(歯ピアス)を着けに行きたい
>また着けるの?
>だって好きなんだもん
>お金持ってるの?
>お願い!お願い!
>幾ら?
>35000バーツ
>バカ!だめ!
>月2000バーツで2年でも大丈夫
>どうしてもしたいなら生活費から出す?その分、節約出来る?
>うん、する
>バイクのローンだってあるんだろう?
>うん大丈夫
>じゃ、とりあえず今月のお金を渡すよ、今月はこれしか無いよ
>わかった、ダーリン

ママと先の事を話した

昨日、今後の事をいろいろと話し合った。結納金、ママへの月の手当て、そして僕達の生活費。
いままでのバンコクでの生活から比べると、かなりの出費だ。きっと、年金受給の頃には底をつく計算だ。
もっともその間に大きな出費があったら… 彼女にもその事を伝えた。
大丈夫、その時はその時。彼女と同様、僕もファミリーの一員になれば、困った時は助け合えると言う。
僕も何れは歳を取り、老後の生活が待っている。助けてくれるファミリーの存在はとても大きい。

※パタヤの片田舎、ファミリーに囲まれて幸せ?
買い物に出かけ、2人でパンダ柄のパジャマを買った。
なんか夫婦生活って感じだ。そしてママの出店に行った。
ママはフルーツを仕入、毎日場所を変え、旦那さんと商売をしている。
なぜか彼女の娘はママが見ている様だ。タイ人の家族の事情ってよく解らない。
2歳の娘はもう僕になついていい遊び相手だ。ママと話をした。
結納金とか毎月の手当とか、僕達の生活費とか… 一応、了解してくれた。

>で、結婚はいつ?
>少し整理するので待って下さい
>この子はすぐに結婚したがってるよ

彼女はいつでもいいなんて言っていたのに…
ジャックファンの事は、ママから反対されると、彼女はすんなりと折れた。
じゃ、1500バーツのイミテーションならいい?はい生活費でどうぞ。
生活費はもしかしたら彼女の小遣いに消えてしまうのでは?
しばらく様子見で、大丈夫そうだったら、考えるかな?

徐々にファミリーに囲まれて

アパートで2人でパジャマに着替え記念撮影した。
僕はとても満足だった。そしてパジャマ姿のままバイクに乗りファミリーの所へ行った。
ファミリーとムーガタを食べる事になった。ムーガタは電話一本ですべて運んで来る。
各家族からも追加で食材が持ち寄られたので、心配していたお金は1000バーツでお釣りが来た。
本当は生活費から出して欲しいのだが…
家の前の地べたにゴザを引き、出たり入ったりで20人くらいのファミリーが和気あいあいと…
タイ語の会話が飛び交う中、時々気遣ってくれる彼女とファミリー。
もう皆僕の事を知っていて、もうすぐ彼女と結婚すると決めている。
もう、逃れられない状況か?

初めてのすれ違い

彼女を初め、皆が子供を叩く場面をよく見る。
泣かせても笑っている。最初はなんてひどい事を、と思っていたが、どうやらタイ流愛情表現の様だ。
ここの男性達は朝8時から仕事に出掛けるらしく、いつも夜の10時にはお開きになる。
食後、アパートに戻り、DVD見ながらいちゃいちゃと… そのうち、僕がムラムラとして、彼女を裸にした。
いつも超マグロ、ディープキス嫌い、ブンブンも嫌いだと… なんかいつもエッチさせて貰う感じかな…
途中で彼女、テレビから流れる曲が好きな曲らしく、口ずさんだ。
僕は一気に萎えた。あっけらかんとしている彼女にGoogle翻訳でこう聞いた。

>僕なんかじゃ満足出来ない?
>うん
>!・・・Yes、No?
>Yes

※まるで片思い?君は僕の彼女だよね?

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