第24話:半同棲2日目にして大きな展開だ

半同棲2日目 まったりした日常生活

※MKで毎日食事は無理…
パタヤの片田舎で育った彼女
裸足の子供達には外人は珍しいらしい
彼女は睡眠時間がとても長い。夜12時に寝ると起きるのは昼の12時。
まさに12時間、眠り姫だ。寝る子はよく育つ、てか?昼過ぎに起きるた彼女はBIG-Cに行こうと言う。
そういえば昨日、彼女の部屋にDVDプレーヤーが欲しいと話をしていた。行く前にアパートの大家さんに家賃を払った。
彼女は大家に僕の事をフィアンセと言ってくれた。とても嬉しかった。バイタクに乗り、BIG-Cに行った。
着くといきなりショッピングカートを転がす…何を買う気なのか?あまり高価なものはダメだぞ?
引っ越ししてまだ部屋にあまりモノがないので少しは揃えてあげなくてはならなか?ケチケチでは嫌われそうだし…ポットやティーカップなどを買い、あちこち見ていると、まるで夫婦の様かも。いや、おじいちゃんと娘?人になんと言われようが、僕の彼女ですから。

買い物で甘える彼女 僕はそんなに金持ちじゃ無いよ

ふと、ノートPCのコーナーに来ると、立ち止まって、店員となにやら話している。
え?まさか買う気?だってダーリンのPCはタイ語じゃないから…僕は黙ってDVDプレーヤーの方を見ていた。
手ごろな価格のやつを見ていたが、彼女、今度はこのコーナーで定員と話、一番高そうなのを見ていた。
そんな多機能のはいらないよ、そういう僕の話なんて聞かずに、これ下さい、あちゃ…ついでにオーディオプレーヤーだ。
レジでダーリンお願い…なんて甘えられ、半同棲記念に買ってあげた。買い物が終わると、食事だ。
フードコートに行こうと言う僕、MKに行こうと言う彼女、結果は…満足そうな彼女だ。

僕達の部屋に他の男は入れるな!

部屋に戻り、DVDをセッティングをしようとするとコンセントが足りない。
僕が近くに買いに行き戻ってみると…上半身裸の男が部屋にいるじゃないか?何でもアパートの住人でいろいろと助けてくれるらしい。
僕が入って来ると、2人の関係を納得した様で、黙って出て行った。これからは僕がやるから、男の人を部屋に入れないで欲しいな。
買ってきたCDを聞きながら、まったりしていると電話がありママが来ていいって、だって。
そう、半同棲することをママに許可して貰おうと思って連絡を取っていたのだ。
じゃ、いまから行こうか!

彼女のファミリーとご対面

パタヤの街の外れの庶民の住むアパートに連れて来られた。子供たちが裸足で走り回っていた。
アパート前では、多くの男性がまったりとしていた。彼女の多くのファミリーを紹介された。
そして、話には聞いていたが、あれが私の娘だよ、と。いろいろ話をしていると隣のおじさんが、日本語の解るおばさまを連れて来た。
そして僕と彼女とママとの通訳をしてくれた。おばさま曰く、昔はソイカウボーイの道は田んぼのあぜ道で大きな蛭がうようよしていたとか。

「あなた、娘と結婚したいの?」

いきなり、そう切り出された。
彼女が今すぐにはダメと言っていたのは、ファミリーの同意が必要だったかららしい。
ママは僕の事を気に入ってくれて、あなたなら娘をお願いしてもいい、と言う。
ふたりで話し合って、決める、そして時期はともかく、いつかは…、と言うと、ママは早く一緒になってこの子を幸せにしてあげて、と言う。
この子、まだまだ子供だから…

かなり長い時間話した。
彼女は僕と付き合い始めてから、もう前の仕事は辞めた。そして、コンビニでバイトして日本語を勉強したいと言う。
僕はバンコクで仕事をしているがパタヤを離れたくない彼女。いったん保留になったが、ママに結婚を約束させられた。
この子、あなたと一緒になりたいって言ってるから。

タイでの結婚の話や、結納金の話などいろいろとした。おばさまと出会えた事はとてもラッキーだった。
そして今後もお付き合いいただけるとか。帰る前に彼女の長男に会った。そういえば2人いるって言ってたっけ。
彼女が子供にきつくしている場面があり、ファミリーは見て見ぬ振り。どういう事情なのか奥が深そうだ。 

彼女はだいぶ酒を飲み部屋に戻ってからまた寝てしまった。
いいんだよ、と僕も添い寝だ。
半同棲二日目にして大きな展開だった。はたしてどうなっちゃうのか?

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