第6話:彼女に振り回されるも、それが嬉しい

家に帰りたいって、ウンコ?

翌日彼女と会い、待ち合わせのため彼女の店に行った。 
それがとんでもない事に・・・。

彼女は朝7時に帰って行った。
僕は昼までブログを更新しホテル移動。
彼女は午後3時過ぎに来ると言ってましたが、来たのは午後5時過ぎ。
たいてい来ると言った時間が目覚める時間。
夜一緒に寝ているのに、帰ってから二度寝なんだとか。
2日以上ペイバーしても、そのままずっと一緒にいてくれる女の子は少ない。

大抵の女の子が一度帰ることが多いです。
気心知れた女の子曰く、なぜならば、それは自宅でウンコだそうだ。

女の子は男性の前でウンコをするのが恥ずかしいのか?
中にはホテルのトイレに閉じこもって何十分も出てこなくても平気な女の子もいるそうですが。

2人だけのリゾートのはずが3Pボーリングに

電話でセンタン(セントラルフェスティバル)のボーリング場で待ち合わせと言うので向かったが、着いてから30分経っても来ない・・・。
・・・やっと彼女から電話があった。

「いまどこ?」
「センタンだよ」
「ホテルに行くって言ったでしょ?」
「え?」
「シスターと3人で一緒にセンタンに行こうって言ったのに・・・」
「あ、そういう意味だったんだ」

ま、会えたから良かったけど、言葉が理解しきれていなかったせいだった。
シスターははっきり言って邪魔だが仕方がない。
3人でボーリングをした。

タイは何でもマイペンライ?

MP(マッサージパーラー)でも食事をしながら、なんてタイでは普通の光景だ。
ボーリング場でも各レーンのところに広めのテーブルがある。
これは席で食事をしながらボーリングを楽しむためだそうだ。
簡単な料理かと思ったら、トムヤムクンをはじめ料理がズラリ。
はたまた鍋をやっているレーンもあったりして。
僕たちもモグモグしながらボーリングをした。

日本のしつけの五月蠅い方がみたら、けしからんってなりそうだ。
途中で彼女にシスターもペイバーしてなんて言われたが、ごめんなさい。
それならシスターは店に行かなくちゃと途中でボーリングを止めてバイクに3尻です。
タイではよく見かける光景で、小さい子供まで乗せている人もいる。
ポリスがいてもおとがめなしってどんな交通ルールなんだろう。
信号が赤でも左折はOKとか、まさにマイペンライの国だ。

ベロベロに酔っぱらった彼女は僕を忘れて他の男と・・・

ウォーキングストリートに行った。
午後8時ウォーキングストリートは混雑していると人通りで地面が見えないくらいだが、この日は多少地面が見える程度の混み具合だった。
人の混雑は何メートル先の地面が見えるかで表すのも分かりやすいかもしれない。
ちなみにこの日は5メートルくらいかな。

※がぶ飲みする彼女の姿はまるで何かから逃避したい気持ちの表れか?
僕と彼女は彼女の行きつけのロックをガンガンやっているオープンバーに連れて行かれた。
男友達に囲まれて上機嫌な彼女はテキーラがぶ飲みだ。
そして伝票がどんどんたまる。
ひとりいやに彼女に馴れ馴れしくする男がいた。
タイ人男性とハグをしている。
とても気になったが彼女に聞くとただの友達だと言う。
2時間程度飲み続けチェックビンすると4000バーツ。
ウォーキングストリートで今まで使った最高額だ。
しかも女無しで・・・。
ゴーゴーバーで4000バーツも使えば女を侍らして豪勢に遊べる額だが・・・。
それでも彼女の嬉しそうな姿を見るとつい苦笑いになってしまう。

ペイバーって売春でしょう?

しばらくして、友達と待ち合わせで、彼女の店に行った。
彼女は、またまた飲み続け、ベロベロだ。
ひょうきんな彼女は、私服のままステージで踊った。
これはペイバーされたダンサーの特権でもある。
いかにも、私はペイバーされたのよ、とアピールしているかのようだ。
他のダンサーが羨ましそうにチラ見する。
だからこそ、敢えてステージに上がって、まるでペイバーされた事を誇示するかの様に。
売春をこう堂々と誇示する、そしてそれを羨ましがる…
考えられない光景だ。
でも、そんな彼女を眺めるのが好きだ。
むちゃ可愛いくも、スタイルが良くも無いが、僕の心の片隅を占領しつつある。

ダンサーだから多少はスケベなんだろうけど、
友達の股間を僕の目の前で触るのは許せない。
僕が他のダンサーにちょっかい出すと、睨み付けるくせに。
そのうち友達みたいに、堂々と横に女の子を座らせたいものだ。

友達の彼女と4人でハリウッド(ディスコ)に行くつもりだった、
彼女がこんなに酔っ払っては無理か?
友達にはごめんなさいして、ハリウッドは断念だ。

つづく。

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