【コラム】トランプ店長はラブジャンキー - ep.5 –

ep.5 モラハラ・早漏・出産とセックスレスの始まり

私は結構夜の街に行っていた。ほぼ毎日のように。それは嫁も認めていた。そういう人なんだと思っていたと思う。

たまに事務所で今日の夜は遊びに行くと嫁に宣言すると、気をつけてねと言ってくれるのだったが、近くにタイ女性従業員がいると、


「何で旦那を夜の街に遊びに行かせるのか?」


と言う反対の声が聞こえた。タイ女性には許せない行為らしかった。

嫁はある意味寛容だったのかも知れない。




いちど可愛い女性従業員を雇った時、嫁が居ない時にその子を車に乗せてあちこち仕事に関係する場所を紹介して回ったら、嫁にキレられた。

印鑑やら友達の住所録やノートパソコンやら俺の持ちものを全部捨てられた。

この件については未だに謝罪はない。

ブチギレて変わり果てた嫁の近くで従業員のロッチャナーは、社長謝った方が良いですよと言うので渾身の謝罪をした。




街で可愛い女性を見つけてあの子カワイイとか言うとキレられたものだった。

が、私のモラハラな説教を度々経験するに連れて彼女の嫉妬というものも減って行った。




例えば、食器を洗うスポンジと手洗い石鹸を一緒にしていると私はブチギレたものであった。

これは何故かと言うと、食器洗い洗剤は匂いがつきにくいが、手洗い石鹸は匂いがつくのである。

皆さんもお母さんが炊くご飯が石鹸臭かった事はないだろうか?

これは、スポンジと手洗い石鹸を一緒に置くと起こりうる。

私は「何で一緒に置くのか!」と怒鳴っていた。

この件について後に、ノイローゼになるからそんなに怒るのやめてと言われ、ハッと気づいた。

子供の頃からそういう風に意識して来なかった人に、そんな説教をしてもイジメに近いことを!




私はそういうつもりはなかったが、日本人の説教力は強い。

自分も子供の頃から親や先生や先輩や仕事場から詰められて来ていて、自分も癖になっていた。自分も日本社会のモラハラの被害者である。

が、大事な身の回りの人にはそうしてはいけない事に初めて気づいたのである。




嫁と最初の頃は行っていた旅行も最近は減って来ていた。

毎回喧嘩になるのだから嫁もそりゃ行きたくなくなるだろう。

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そして最大の転機は子供の出産かも知れない。

私は正直言うと彼女とセ◯クスするのが苦痛になりつつあった。

月1はお義理でしてたが、いざする前になると逃げたくなった。

彼女の醜いお腹と帝王切開の後がどうしても好きになれなかった。

彼女はコンドームが嫌いだったし中の具合は良かった。

気持ち良かったのだが、彼女のお腹の醜さが受け入れられなかった。




私は若く美しい娘が好きだった。自分を棚に上げて申し訳ないが。

それでもある日、「子供要らないの?」と聞いたら、彼女の目の色が変わった。

彼女は私をサメット島に連れて行って強制的に子作りさせられた。

あまり期待して無かったのだが、生まれた子供は大変可愛い子だった。

私は愛情は最初は無かったのだが、可愛いのでだんだんその子が愛しくなった。




嫁にも変化はあった。

なんか嫁も子供が出来てから私より子供を愛すようになったのである。

まあ、そりゃ嫁からすれば血を分けて痛い思いをして生んだ我が子の方が可愛いだろう。

わかるが少し自分への愛情が減って寂しい気がしたものである。

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それが男性40才の危機に重なった。

皆さんは“男性40代の危機”をご存知ですか?

神様が男性に子作りではなく子育てに専念するように男性機能を低下させるのだと言う。

千差万別なのだが、私の場合は3年ほど夜の街に寄り付かなくなった。あんなに愛した街に、あんなに好きだった女性を探しに行かなくなった。

何をしてたかと言うと、家で本を読んでいた。タイ語や英語を勉強していた。

嫁に「行かなくても大丈夫なんだ?」と不思議がられたものである。




3年経つとまたそぞろ夜の街に行き出した。

可愛い女性とホテルへ行くと…

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昔、私は早漏だった。ただの早漏ではなくバキバキ早漏であった。1分、2分でイッてしまうのである。

しかし、二回目がすぐ復活するタイプで女性にバレた事はなかった。




が、3年夜の街に寄り付かなかった後、私の二回目は復活しなくなっていた。単なる早漏になってしまった。

連れ出した女性に「終わったら早く帰れ!」と言われる始末。




嫁が家に家族を連れて来ているので、朝方にする二人。私が1分でイクと…

嫁は「もうセ◯クスはいいわ!」と言った。

朝、ウチらがしていると声を掛けてくる嫁の80歳の祖母。

40才の男性の危機に訪れた超早漏。

嫁の無神経、無理解。

当然読者さんから上がるであろうそう言う声に嫁は無知、無理解で、

私達はセ◯クスレスに入った。(続く)

この記事を書いた人

トランプ店長

群馬県生まれ。青森県育ち。
昼はVISAコンサルタント会社。夜はカラオケクラブ「ときめきトンロー物語」。スナックバー「トランプ」を経営。見た目は怖いが本当は優しいナイスガイ。外見は男だが、中身は…レズビアン。

趣味はゴルフ、読書、語学勉強。女性大好き。乳首は吸うが煙草は吸わない。
昼の仕事ではお客様と4時間話し込んで嫁に4時間も何の話しているのかと訝しがられる。

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