タイの僧侶が托鉢の最中に突然75歳の老女の頭を鉢の蓋で打ちつけ、頭に4針縫う怪我を負わせた。
報道によれば、僧侶の暴行は老女が彼の鉢に供物を詰めるのが遅れたことによって引き起こされたとされている。
暴行現場に居合わせた証人が僧侶(名前はナート)が老女(名前はユー)を襲撃した瞬間を捉えたビデオを偶然記録していた。
証人によれば、僧侶は老女を鉢の蓋で打ちつけ、その後、急いで老女をタクシーに乗せて病院に運ぼうとしたと話した。
証人やオートバイタクシー運転手は、僧侶が逃げるかもしれないと考え、タクシーが走り出す前にそれを防ぐために介入した。
映像には、証人たちが何度も僧侶に攻撃の動機について問い詰める様子が映っている。
僧侶は後にタクシーから降りたが、なぜ老女を襲撃したかについては最後まで答えなかった。
オートバイタクシー運転手のソムチャイ氏は僧侶が老女を襲撃したことは、これが初めてではないとメディアに語った。
僧侶は以前から、何度もこの老女を鉢の蓋で打ちつけていましたが、今回が最も深刻な負傷になったとのことです。
ソムチャイ氏は老女は事件現場近くの市場で売り子をしていたと話した。
老女はいつも僧侶に食べ物を提供し、また、地元の人々からの食べ物の供物を袋に詰めるのを手伝っていたそうだ。
かくいうソムチャイ氏もこの僧侶を寺院に送っていた時に、自信も襲撃された経験があるとのこと。
ソムチャイ氏が目的地を通り過ぎてしまうと、僧侶が怒りだし、老女と同じように鉢の蓋で体を打たれたことがあるそうだ。
のちに、老女はメディアに事件の経緯を語りました。
老女は10年以上に渡ってこの僧侶を支援してきたそうです。
老女は、この僧侶の精神は不安定で予測不能だと語り、過去に何度も彼女に害を与えてきたそうですが、ずっと秘密にしてきたと述べました。
最後に、老女は僧侶に対する憎しみは持ってはいないが、彼に対して苦情を申し立て、法的手続きを通じてこの問題を追求するつもりだと述べました。
この事件がソーシャルメディで拡散した後、僧侶は姿をくらませたそうです。
僧侶は車で寺院を出る際、他の僧侶に自宅のあるウッタラディット県に戻ると伝えたとのこと。
参照:Thaiger