バンコクの新たなシンボル!?

ウドムスックからバンナーまでおよそ1.7kmの距離を結ぶバンコク最長のスカイウォークが今年の7月13日に完成予定である。

2018年5月9日、 筆者はバンコク・バンナー地区にあるバンナー交差点周辺を訪れた。目的は現在建設中のBTSのウドムスック駅とBTSバンナー駅を結ぶ全長1.74kmの空中経路(スカイウォーク)プロジェクトの調査を行う為である。

実際のところ、バンコク都事務所は2015年12月24日から450日間にわたるこの建設計画の契約書にサインしたが、これまでに2度の契約期間の延長を行い、プロジェクトの建設請負業者が3度目となる214日の契約延長を申し出てこれを了承した。

プロジェクトの障害となったのは、サムットプラカーン区国道局から直接建設中断の申し入れがあった為である。 いくつかの箇所の構造様式が国道局の定めるスカイウォークの高さの条件を満たしていないとのことであった。路面からの高さは少なくとも5.5m以上必要であり、さらにバンコクモール計画の入り口の橋と重ならってぶつからないようにする必要があった。

尚、現時点でこの問題はすでに交通・運輸事務所が検討、解決に至っている。

バンナー交差点スカイウォークプロジェクトの全長距離は1.74kmで道の幅は4m、一方BTS(スカイトレイン)の支柱の幅は7.2mである。1.74kmはバンコクで最も長いスカイウォークとなる。スカイウォークは大きく分けて4つの部分に分かれており、1.BTSウドムスック駅からバンナー交差点までの560m 2. バンナー交差点からBTSバンナー駅までの460m 3. バンナー交差点からサパーウット道方面に伸びる340m 4. バンナー交差点からバンナートラート道側へ伸びる380mである。

因みにスクンビット通りの歩道橋とこの道路は連結される予定である。現在の進行状況はおよそ85%で今年の7月13日までに完成する見通しであるとか。