国民の90%が仏教徒の国タイ。
国内の寺院の数は、約3万箇所にもなると言われています。
バンコク最古の寺院「ワット・ポー」や王室の守護寺「ワット・プラケオ(エメラルド寺院)」は
定番観光地なので、訪れたことがない人はいなのではないでしょうか。
※ワットとはタイ語でお寺の意味
そんな有名な観光地でも、
観光客に混じって熱心にお参りするタイ人を目にして、こんなこと思ったことありませんか?
「お参りってどうやるのかな?」
「やってみたいけど作法がわかない…。」
そこで今回は、お参り【ไหว้พระ / ワイプラ】の仕方をご紹介!
折角タイに観光にきて「このお寺綺麗だったな」「すごい観光客が多かった」だけだとちょっと勿体ないですよね。
ちょっと勇気を出してタイ人と一緒にお参りしてみてはいかがでしょうか?
もしかしたら、何かいいご縁が生まれるかもしれませんしね。
目次
1.参拝時の服装について
タイのお寺は服装にはとても厳しいルールがあります。
まず、露出度の高いタンクトップやキャミソール、丈の短いボトムス、帽子を被ってのお参りは男女共にNGです。
(もし、そんな服装で行こうものなら、タイ人から非難されお参りどころではない状況におかれるやも。。。)
上記でも触れた「ワット・ポー」や「ワット・プラケオ(エメラルド寺院)」のような有名なお寺は、
腰巻などのレンタルがあるので、あまり服装を気にする必要はないかとは思いますが、
それ以外のお寺では基本そういったレンタルなどはありません。
せめて、上はTシャツ、下は長ズボンで参拝に向かいましょう。
2. お参り【ไหว้พระ / ワイプラ】の仕方
今回お参りに向かったのは、BTSエカマイ駅のすぐ下にある「ワット・タートトーン」。
真向かいに有名ショッピングモール「ゲートウェイエカマイ」がある。
このお寺はBTSを降りて徒歩30秒の位置にあるのでお参り初心者にはオススメ。
手順1.まずはお参りで使用するお供え物3点セットを購入します。
左手前から「蓮の花」、その奥が「線香3本(蝋燭1本付き)」。
ここは無人だったので、線香奥のお賽銭ボックスに20バーツを入れておいた。
このセットの販売はお寺によって様々で、ここのように無人の場合もあれば、販売所で買う場合もあるが大体どこも20バーツ位。
手順2.着火用の火で蝋燭に火をつけ蝋燭台に立てる。
蝋燭台の側には必ず着火用の火が備えられている。
今回は大きい蝋燭だったが、場所によっては灯篭の中にオイルが張ってあり火が浮かんでいたりする。
(かなり危ない気もするが事故なんかはないのだろうか)
蝋燭台に自身の蝋燭の蝋を垂らして、蝋燭を立てよう。
手順3.線香に火をつけ仏像の前でお参りをする。
蝋燭の火は風の影響でよく消えます。そういう場合は、着火用の火で代用しても大丈夫です。
お祈りをする時の座り方は正座か横座り。男性でも正座ができない人は横座りをしているのをよく見かけます。
お参りが終わったら外の蝋燭台の所にある線香台に線香を立てます。
近くにいたタイ人に聞いてみましたが、線香はお参りの前に立ててしまっても大丈夫だそうです。
手順4.室内の仏像の前に行き、もう一度お参りをする。
花が置いてある場所に花をお供えし、本格的にお参りをします。
下の写真を参考にやってみてください。
以上の手順を3回繰り返します。
これでお参り終了です。
皆さんも一度お試しあれ。
以外と清々しい気分になれますよ。
取材先情報
寺:ワット・タートトーン
場所:BTSエカマイ駅 徒歩30秒
お参りできる時間:AM6:00 – PM19:00