2022年6月1日から風俗店の営業が正式に許可されたバンコク。
5月1日からの入国規制緩和も相まって観光客も徐々に増え、夜の街も段々と活気を取り戻しつつあります。日本も徐々に観光客の受け入れを開始し始め、水際対策も段々と緩くなってきていることから、長期休暇は海外で、なんてことも可能になってきたのではないでしょうか。
今回はバンコクの数ある歓楽街の中で一番と言っても過言ではない、
性のエンターテインメントプラザ「NANA PLAZA」に焦点を当ててご紹介していきたいと思う。
バンコクにはゴーゴーバーが密集しているエリアがいくつかあります。
その中でも、『性の伏魔殿』『バンコク No.1の夜のエンターテインメントパーク』と呼ぶにふさわしい場所が今回ご紹介するナナプラザ。
ビキニや肌の露出の多いコスプレ衣装、トップレス姿の妖艶なゴーゴーダンサーと言われる女性たちが、お立ち台で妖艶に踊る姿を披露しているゴーゴーバーと言われるお店が多数入居しています。
どの店舗もダンサーの衣装や店内装飾などに特色があるため、ついつい各店舗に足を運んでしまうこともしばしば。自分好みのダンサーを見つけたら横につけて一緒に飲むこともできてしまうので、散財してしまう方が多いのもうなずけます。
<!–左からの吹き出し–>
私も何度散財したことか。。。
ナナプラザはスクンビット・ソイ4に位置するコの字型の建造物。ソイ4は多種多様な人種や美しいタイ女性で賑わっており、バービアなどが多く点在する通りだ。外国人とタイ人女性の恋愛模様などを観察しながら通りを歩くのもなかなかオツなもの。
大型バービアとバービアの間にあるナナプラザの入場ゲートを抜けると、まずはドーンと広い敷地と大きな吹き抜け、コの字型の建造物のナナプラザが目に飛び込んでくる。建物の左右にはエスカレーター、階段、建物奥には階段が設置されており、上階にどこからでもアクセスしやすく作られている。目的のお店が決まっている人は、正面入口左側にあるエレベーターを使用するのが良いだろう。
ナナプラザは3階建てとなっており、各フロアにはゴーゴーバーが所狭しと密集している。お目当てのお店が決まっていない方は、まずは1F吹き抜け中心にある大型バービア『Nana Plaza Beer Garden / ナナプラザビアガーデン』で一息つきながらナナプラザを見上げてみて欲しい。客やダンサーの出入り、どのお店が賑わっているか、好みのダンサーはどこにいるかなど、各店舗を観察し行ってみたいお店を決めるのがオススメだ。
最近はこのバービアでまったり飲んで帰るだけなんてことも多くなってしまった。。。
コロナ前の最盛期には、人の往来と客の呼び込みが激しかった1階も営業しているゴーゴーバーは4店舗のみ。さらに、改装して再オープンを待っている店舗が2店舗、休業中が1店舗というラインナップ。
1階の店舗は全て店前をバービアのようにして営業。これは、営業規制が長く続いた影響だ。2022年6月1日以降は風俗店の営業規制も解除されたので、店内で喉を潤しながらダンサーの踊りも観賞することはできるが、人数も少なく最盛期のナナプラザとまではいかない印象だ。
因みに、どこのお店にも言えることだが、ダンサー、スタッフ共にあまりやる気を感じさせない。コロナ禍の長引く営業規制がスタッフたちの気力を奪ってしまったのかもしれない。
1階吹き抜けの『Nana Plaza Beer Garden』で喉を潤しながら観察してみたところ、若くて可愛いダンサーが一番多かったのは1F左奥にある『TWISTER BKK -ツイスターBKK-』。
可愛いバニーちゃんもいたし、ダンサーたちも若くて足がスラッと長い抜群のスタイルの娘が多かった。
このお店は店内にお立ち台が3箇所にバスタブもあり1階では一番の大型店舗。こんな大型店でも20時時点で店内で踊っているダンサーは10数名ほど。店前にも呼び込みのダンサーが5〜6名の状態。まだまだ、完全復活には時間が掛かりそうだなと感じた。
店名:TWISTER BKK -ツイスターBKK-
営業時間:20:00 – 2:00
1F左手前にある老舗ゴーゴーバー。店内で踊るダンサーは7〜8人といったところ。
店名:LOLLIPOP -ロリポップ-
営業時間:20:00 – 2:00
FB:@LollipopNanaPlaza
1F左右奥のレディーボーイの総本山『OBSESSION』も営業していた。店前に綺麗なサイボーグちゃんたちが座って客引きしていた。
店名:OBSESSION(LB店) -オブセッション-
営業時間:20:00 – 2:00
FB:@ObsessionLadyboysNanaPlaza
LONDON CALLINGだった場所は『Pigtails』という新店舗に変わっていたが、まだ休業中。
店名:Pigtails -ピッグテイルズ-
営業時間:休業中
3階から1F右手に移転してきた『Erotica』。こちらのお店も店前バービア営業がメインで、中で踊るダンサーは少なかった。店前のダンサーはノリがいい娘が多かった。
店名:EROTICA -エロティカ-
営業時間:20:00 – 2:00
FB:@EroticaNanaPlaza
TW:@Erotica_Bangkok
元レインボー1だった場所も新しい店舗に変わっていた。看板などがまだついていなかったので店名はわからないが、1階バービアのスタッフの話では内装工事は終わっているので、6月中にはオープンするのではとのこと。
店名:看板のない謎のお店(NEW)
営業時間:休業中
1Fは『TWISTER BKK』の一人勝ちといった印象。営業規制も撤廃されたのでこれから各店ダンサーたちも戻ってきて、徐々にかつての活気が戻ってくるのではないでしょうか。新しいお店のオープンも待ち遠しいですな。
ナナプラザ2階は1階に比べると店前が狭い通路なのでバービア営業はしていない。コロナ禍以前は通路に溢れかえっていたダンサーや呼び込みの人数もかなり少ない。
昔は、腕を引っ張られて店内に引き込まれるなんてこともザラだったが、現在はそんな事はなく、どの娘も静かに目配せしてくる程度のアプローチに変わっていた。
グイグイ来られるのが苦手な日本人としては、遊びやすくなったのかなと思う反面、若干の寂しさも感じてしまった。
1階左手の階段から上がった先にあるレディーボーイ店『STRAPS』。訪問したのは20時頃。店内ではLBのママさんが一人でご飯を食べていた。ダンサーはまだ出勤していなかった。
店名:Straps(LB店) -ストラップス-
営業時間:20:00 – 2:00
STRAPSの隣にある『RANDOM』。以前は他店と変わらない普通のゴーゴーバーだったが、コロナ禍になってから店内で生演奏を取り入れている。店舗の場所があまり良くないのでパッとした印象はない。2階右側エリアに『RANDOMⅡ』という姉妹店もある。
店名:RANDOM -ランダム-
営業時間:20:00 – 2:00
FB:@random.nanaplaza
TW:@Random_Bangkok
以前はChiliというレディボーイ店だった場所が、女の娘ダンサーのみ在籍の『WHISKY & GOGO』に変更しリニューアルオープン。若いダンサーが多いが、ルックスは西洋人が好む感じの娘が多め。因みに、店内はリノベーションされ綺麗になっていた。
店名:WHISKY & GOGO -ウィスキー&ゴーゴー-
営業時間:20:00 – 2:00
FB:@WhiskeyGoGoBKK
TW:@WhiskeyGoGoBKK
ナナプラザの老舗ゴーゴーバー『Spankys』。SMのスパンキング(平らな棒などでお尻を叩く)をコンセプトにしており、店員やダンサーが黒いスポンジの棒を持って叩いてくる、ちょっと変わり種のお店。以前はショーなどもやっていたが、ダンサーの数が減っている今、どうなっているのかはちょっと分からない。
店名:Spankys-スパンキーズ-
営業時間:20:00 – 2:00
FB:@Spankysentertainment
TW:@SpankysEnterta1
ナナプラザ内でもトップクラスのショーが見れる『Angelwitch』。ダンサーは西洋人が好みそうなレベルの娘が多く日本人向けではないなと感じた。
店名:Angel Witch -エンジェルウィッチ-
営業時間:20:00 – 2:00
FB:@AngelwitchBangkok
TW:@AngelwitchNana
ナナプラザいち狭小なお店『Sexy Night Bar』。入口のカーテンの隙間からチラッと中を覗いてみたが、到底選ぶことが難しい娘?が一生懸命メイクをしていた。
店名:Sexy Night Bar -セクシーナイトバー-
営業時間:20:00 – 2:00
Sexy Night Barの隣に位置するレディーボーイ店『DC10』。ネットで検索すると強引な客引きや営業によって、ぼったくられた日本人の報告が多数見つかるお店だ。この日は店前を通るも強引な客引きなどはなく、店前の椅子に座っていたレディーボーイに目線を合わされる程度ですんだ。
店名:DC10(LB店) -ディーシー10-
営業時間:20:00 – 2:00
FB:@DC10
2階左奥にあったレディーボーイ店CASANOVAは『RAINBOW69』として、レインボーグループのお店としてリニューアルオープン。店内は狭くダンサーのレベルも高くない。同じフロアに日本人好みのダンサーが揃っているRAINBOW4、RAINBOW5があるので、わざわざ足を運ぶ必要もないかも。
店名:Rainbow69 -レインボー69-
営業時間:20:00 – 2:00
ナナプラザ奥にある日本人御用達ゴーゴーバー『RAINBOW4』。訪問したのは20時頃。店内は客の姿もまばらで、ステージで踊っているダンサーも7〜8人ほど。ただ、ダンサーの質はやはりレインボー品質といった印象で、日本人好みの娘ばかりでした。店前に座っていたスタッフにダンサーの出勤について聞いてみると、平日は10数人、週末はもう少し増やして営業しているとのこと。
店名:Rainbow4 -レインボー4-
営業時間:20:00 – 0:00
RAINBOW4の真横にある『RAINBOW5』。これで2階はレインボー系列店が3店舗となり、レインボーグループの天下といっても過言ではないのでは。隣合った2店舗を合わせると、かなりの大型店になりナナプラザはここだけを目掛けて遊びに行っても選ぶのに困ることはなさそう。
店名:Rainbow5 -レインボー5-
営業時間:20:00 – 2:00
元テンプテーションの場所は外装が変わり、看板は『Stockings』に変更されていた。シャッターが降りており中を確認することは出来なかったのだが、外装の雰囲気からすると、またレディーボーイ店になるのではないかと思う。
店名:Stockings(LB店) -ストッキングス-
営業時間:20:00 – 2:00
2階左階段近くの『RANDOM』の姉妹店『RANDOMⅡ』。こちらも、あまりパッとした印象のないお店だった。RAINBOW4、RAINBOW5の近くということもあり、営業的には苦戦するのではないかなといった印象。
店名:RANDOMⅡ -ランダム2-
営業時間:20:00 – 2:00
FB:@random.nanaplaza
TW:@Random_Bangkok
ナナプラザ右手の階段、エスカレーターを上がった先にある『MANDARIN』。最盛期は2階に上がったタイミングで腕をつかまれ店内に連れ込まれたりもしたのものだが、現在は店前に待機しているダンサーも呼び込みもおらず静かだった。
店名:Mandalin -マンダリン-
営業時間:20:00 – 2:00
FB:@mandarinagogo
TW:@MandarinGoGo
2階は13店舗中12店舗が営業していた。どの店舗もダンサー、呼び込みもやる気がなく、ひっそりと静かなもの。唯一、活気を感じたのが、RAINBOW4、RAINBOW5の2店舗。やっぱり、レインボーグループは根強いなと感じさせられた。今、遊びにいくなら2階はレインボーグループ一択か。
大型店舗のみが入居しているナナプラザ3階も、2階同様にひとけのない静かな状態。昔は、通路にダンサーが溢れかえっていたものだが。。。
最盛期はあれだけ多かったダンサーたちは、今どこで何の仕事をしているのやら。。。
3階左手前にあるゴーゴーバー『BILLBOARD』。以前は平日でも最低50人以上は出勤していたが、今は20数名という状態か。ここのダンサーは、顔こそ日本人受けしない娘が多かったが、スタイル抜群の娘が多くて私は割と好きなお店だった。店内も、お立ち台数カ所に、バスタブにとダンサーが所狭しと踊っていて圧巻の光景だったのだが、今は見る影もなくなっている。早期復活を期待したい。
店名:BILLBOARD -ビルボード-
営業時間:20:00 – 0:00
FB:@BillboardBangkokOfficial
TW:@Billboard_BKK
3階左奥ENTERだった場所が『RAINBOW3』になってオープン。RAINBOW3って以前は2階にあったハズだが。。。店前こそライトアップで華やかに演出して頑張っているが、ダンサーの質はまだまだ。レインボーグループでも店舗によって明暗がはっきり別れるといったところか。
店名:RAINBOW3 -レインボー3-
営業時間:20:00 – 0:00
3階で一番ダンサー、呼び込みスタッフなどの人数が多かったのが『GEISHA』。中を覗いてみるとダンサーが数名踊っているだけ。ほとんどのスタッフが店前で客を引くスタイルなのか。まあ、活気があるように見えることは見えるが。。。
店名:GEISHA -ゲイシャ-
営業時間:20:00 – 0:00
FB:@GEISHABAR
3階右手前にあるBILLBOARDと同経営の『BUTTERFLIES』。ここも大箱なので以前は、ダンサーで溢れかえっていた。が、今は人数も抑えて営業していることで、大箱が逆に寂しさを助長することになり寒々しさすら感じる。早く通常通りに戻ってもらいたいもんです。
店名:BUTTERFLIES-バタフライズ-
営業時間:20:00 – 0:00
FB:@ButterfliesBangkok
TW:@Butterflies_BKK
3階の店舗はどこも同じような悲惨な状況に感じた。客が3階まで流れるには、まだまだ観光客の人数が足りないか。
6月1日から風俗店の営業規制が撤廃され通常通りの営業が可能になったタイ。ウキウキでナナプラザに調査に行ってみたものの、ダンサーや観光客もまばらで過疎った感じを受けてしまった。コロナ禍前の最盛期のナナプラザを知っている人からすると、かなり物足りなく感じてしまうのではないでしょうか。
タイ政府は6月17日に7月1日からタイランドパスの廃止(合わせてコロナ用保険加入も廃止)を発表。風俗店の営業も深夜2時まで延長されました。
7月から従来通りストレスなく観光客が入国できるようになるタイで観光客が増えてさえくれれば、ナナプラザも以前の輝きを取り戻すのではないでしょうか。そうなるよう期待したいところです。