2018年6月からタイのタクシー会社であるオール・タイ・タクシー社がVIPタクシーのサービスを開始した。
なんとタクシーとして使用されている車種は【メルセデス・ベンツ C350e アバンギャルド】
ベンツて・・・w タイ全体のタクシーサービスレベルを国際標準値まで上げることが狙いとしてあるんだとか。
なので車種はもちろん、サービスもVIPを目指す!
車種
車種は先ほどお伝えした通り【メルセデス・ベンツ C350e アバンギャルド】
車内にGPS追跡機能を装備し運転手の身分証を写し出すスクリーン、乗車運賃メーター、乗客がいざとなった時に直ぐ押せる非常用ボタン最低1セットが装備されている。
その他、車内の状況をスナップ写真で撮影するカメラはリアルタイムで車の情報を陸運局タクシー管理センター(DLT TAXI CENTER) に送り乗客が最高のサービスを受けれるよう管理する。また、車内には無料の飲料水、新聞、おしぼり、Wi-Fiサービス、充電サービスが備えられている。
また新車のみ、2年以下の使用期間、2万キロ以下の走行距離の車両である事が基準として設けられているのだとか!
2018年6月スタート時にはタクシーの台数が5台だけだったようです。スタートから2ヶ月で100台まで増やす予定なのだそうで、それが確かならば現在は100台前後まで増えているでしょう!
タクシー料金
初乗り | 150バーツ(2kmまで) |
2km以降 | 12バーツ/km |
初乗り | 35バーツ(1kmまで) |
1~10km | 1km毎に5.5バーツ |
10~20km | 1km毎に6.5バーツ |
20~40km | 1km毎に7.5バーツ |
40~60km | 1km毎に8.0バーツ |
60~80km | 1km毎に9.0バーツ |
80km以上 | 1km毎に10.5バーツ |
一般のタクシーが初乗り35バーツに対してVIPタクシーは初乗り150バーツ! 一般のタクシーの4倍以上の料金!
VIPタクシーという名前の通り富裕層をターゲットにしている事が分かる!
予約・配車
予約・配車はオールタイタクシーのアプリやLINEから可能!
オール タイ タクシー: App Store / Google Play
LINE ID:@allthaitaxi
まとめ
車種も料金もサービスも全てがVIP! タイのタクシーのレベルを全体的に引き上げるという意味では大変いいことだと思う。
だがタイではまだまだ、乗車拒否や外国人に対するぼったくり料金が蔓延している!
私はタイの一般のタクシーの質は最低レベルだと思っています!
上記のような乗車拒否やぼったくり料金もそうですが、乱暴な運転や、わざと遠回りしたり!
めちゃくちゃスピードを出して飛ばす事がサービスだとでも思っているんでしょうかね!? そりゃ事故るよ!って運転ばっかりw
VIPタクシーのサービスが開始される事によって、一般のタクシーに不満を持つ富裕層にとってはとてもありがたい事だと思う。(観光客を含む)
だが正直、一般のタクシーも含めて、タクシー全体の質・レベルを上げないと、タクシーに対する悪いイメージを払拭することは無理でしょう!
国はもっと違反ドライバーに対する取り締まりを強化するべきだと思いますが・・・きっとそんな事はしないだろうな・・・。
2018年9月3日 追記
タイ警察は8月31日、2017年9月から2018年8月末のタクシーの検挙回数が1万4247回だったと発表した。
内訳は乗車拒否4811回、メーター不使用3277回、その他6159回。
2018年9月18日 追記
タイ運輸省陸運局は18日タクシー運転手のタイ人男性に対し乗客を目的地に送り届けなかった上、不適切な言動があったとして
3000バーツの罰金を科しタクシーサービスに関する3時間の講習を受講させたと発表した。
男性は今月15日夜バンコク都内で自分が運転するタクシーにタイ人女性2人を乗せ目的地のエカマイ通りに向かったが途中で「面倒だ、行かない」と言って乗客を下車させた。
乗客が抗議すると「なにか文句があるのか」などと言い人差し指を突きつけるなどした。
乗客が男性の言動をスマートフォンで撮影インターネットの交流サイト(SNS)に投稿したことから、陸運局が処分に動いた。