ソンクランではなぜ花柄のアロハシャツを着るようになったのか?

ソンクラン祭り(タイの旧正月)の時期が近づいてまいりました。今年は世界的に流行したコロナが収まって以降、一番盛り上がる祭りになると言われています。

タイ政府も外国人誘致のために2024年4月1日から21日間ソンクラーンイベントを行う「ソンクラーンフェスティバル2024」の宣伝を大々的に進めています。

世界的に有名なソンクラン祭りは、水かけの他に花柄のアロハシャツも祭りのシンボルとして挙げられます。ソンクラン時期に着られるこの「花柄のアロハシャツ」ですが、なぜ着られるようになったのか皆さんはご存知でしょうか?

ちなみに、このアロハシャツの起源ですが、ハワイ発祥かと思いきや実はハワイに移住した日系移民たちが日本の浴衣や着物の裏地や長襦袢、布団生地を用いて洋服を仕立てたのがルーツと言われています。

他には、日本の着物の美しさに惹かれた現地の人が「着物をシャツにしてくれ」と頼んだのが起源という説もあります。

その後、ハワイの人々にもアロハシャツが浸透し始め、市販の生地でアロハシャツを作るようになり、今ではハワイ名物の一つになっています。

花柄のシャツは元々はタイには存在しなかったそうです。ですが、タイ人が花柄のアロハシャツをアメリカから持ち込み着たことで人気になり、徐々にソンクラン時期に着るシャツとして定着していったそうです。

昔からタイでは一年の始まりに明るい柄のシャツを身につけ、新年の訪れを祝う習慣があったそうです。

アロハシャツは着心地の良い生地、明るい色合いと鮮やかな花柄のプリントが陽気な気分にさせてくれることが、ソンクランで花柄のアロハシャツを着るようになった理由なのではないでしょうか。