皆さんは車で出産する経験をしたことはあるでしょうか?通常は家族や救急車で病院に向かう途中に我慢できなくなって出産してしまうケースが多いと思いますが、今回の話はそうではありませんでした。これは一人の女性が見知らぬ妊婦を助けたことで起きた驚くべきエピソードです。
FacebookユーザーのThitiwan Keardpumさんが3月3日に投稿した内容は以下になります。
「おはようございます。私たちがアユタヤに向かう道中で起きた驚きの出来事を共有いたします。
私たちは車でお寺に向かっていたところ、1台のオートバイに声をかけられました。オートバイには男性と少年、そして妊婦が乗っていました。彼らは車を止めて私たちに言いました。
「病院に連れて行ってください!子供がもうすぐにでも生まれそうです!」
私たちは即座に「はい」と答えました。妊婦を車に乗せてからたったの5分後、彼女は叫びました。
「あぁ。もう無理!」
そして車中で彼女は健康な男の子を出産しました。これは私たちに新しい経験をもたらし、私たちを選んでくれたことに感謝しています。」
この話がネットで広まると多くのユーザーが祝福のコメントを残しました。さらに、「車での出産は幸運をもたらす」と車のナンバーを尋ねるユーザーが続出しました。この多くのコメントに対し、Thitiwan Keardpumさんは3月4日にFacebookを更新し、以下のコメントを添えてナンバープレートを公開しました。
「昨日、妊婦が車で出産したナンバープレートを公開します。実際、コメントでたくさんの人に送ったのですがまだ見ていない人がいます。Facebookの投稿がこれほど多くの人に見られるとは思わなかった。男の子が産まれたあと私たちはすぐに病院に到着しました。医者は彼女を分娩室に連れて行きました。子供と母子が安全であることが確認された後、私たちはすぐに帰りました。帰る前に、私は妊婦に2,000バーツのお祝いを渡しました。」
なぜナンバープレートの数字を知りたいユーザーが多かったのか?
タイ人は「迷信」や「縁起」にとても敏感です。幸運なこと(例えば、子供の出産など)と数字を結びつけて考えがちで、縁起を担ぐことで自分の運気が上がると考える傾向が強いからです。
この幸運な車のナンバーを元にロッタリー(タイの宝くじの名称)を購入するタイ人が続出していることでしょう。
参照:อีจัน