タイではここ1年2年の間にマッサージパーラーの強制捜査、摘発が頻繁に行われている。最近では2022年6月に「メリー / meree」店内のKTV「DIAMOND」にて、外国人客53名が薬物を使用したパーティーが警察に摘発された。これにより、「メリー / meree」は5年間の営業停止処分を下されている。
さらに、年も明けたばかりの1月26日にも新たな摘発のニュースがもたらされた。その内容は以下となる。
1月26日(金曜日)、ホイクワン区バンカピ地区にある老舗マッサージパーラー「The Office」(旧Soulmate)をタイ警視庁捜査局、公衆衛生局、マッカサン警察署が捜索。この捜索で43人の容疑者が逮捕された。警察関係者の発表によると容疑は次の通り。
自分自身、もしくは他人の利益のために売春する。売春場所に集まった罪。国籍別37名。
– タイ人9名
– 中国人16名
– ベトナム12名
売春をさせるために人を斡旋、誘惑、連行したりした罪(同意の有無に関わらず)。売春ビジネスのオーナー、または売春施設で売春を行う者を管理する人物。国籍別6名。
– タイ人5名
– 中国人1名
この捜査で「The Office」には中国人女性、ベトナム人女性が混在して在籍していたことが判明。捜査局は国家警察局司令官に通報、中国資本が関係しているとの見方を報告した。そこで、捜査局は容疑者43名を逮捕し法的措置を取るためにマッカサン警察署に連行した。今後、捜査はさらに拡大される予定となる。これで、「The Office」も通例通り5年間の営業停止措置が取られるのは確実となるだろう。
今までこういったニュースは未成年者やミャンマー人、ラオス人といった近隣諸国の女性の管理売春で摘発されるニュースが主だったが、中国人の売春が摘発されたのは聞いたことがない。非常に珍しいケースなのではないだろうか。とにもかくにも、タイの風俗が好きな方には悲しいニュースとなったのは間違いないだろう。