タイの気になる「SDGs」事情!

SDGs(エスディージーズ)ってご存知ですか?
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で「持続可能な開発目標」という意味です。
2015年の国連で決定した2030年までに達成するべき17の目標。

17の目標
  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. 人々に保健と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基礎をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

ゴミ問題や海洋汚染、気候変動などの環境問題、貧困や飢餓、労働、教育など不平等の解決などが項目に入っており
大きな問題に取り組んでいます。
国連加盟国193カ国が取り組む目標として注目を集めています。
各目標につき10個ほどのターゲットが設定されています。

例)「貧困をなくそう」のターゲット

  • 2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。
  • 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、すべての年齢の男性、女性、子どもの割合を半減させる。
  • 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度および対策を実施し、2030年までに貧困層および脆弱層に対し十分な保護を達成する。
  • 2030年までに、貧困層および脆弱層をはじめ、すべての男性および女性の経済的資源に対する同等の権利、ならびに基本的サービス、オーナーシップ、および土地その他の財産、相続財産、天然資源、適切な新技術、およびマイクロファイナンスを含む金融サービスへの管理を確保する。
  • 2030年までに、貧困層や脆弱な立場にある人々のレジリエンスを構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的打撃や災害に対するリスク度合いや脆弱性を軽減する。
  • あらゆる次元での貧困撲滅のための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの多大な資源の動員を確保する。
  • 各国、地域、および国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを設置し、貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援する。
目標の達成度ランキング

SDGsという17の開発目標において、どれくらい達成出来ているのかを
分かりやすくしたのが目標の達成度ランキング(2020年)です。

  1. スウェーデン
  2. デンマーク
  3. フィンランド
  4. フランス
  5. ドイツ
  6. ノルウェー
  7. オーストリア
  8. チェコ
  9. オランダ
  10. エストリア

17.日本
41.タイ

日本は17位、タイは41位という順位となっております。

日本とタイの比較


各目標に対してのスコアは日本の方が上回っている感じですが
日本とタイそれぞれ高い項目が違います。

■日本

■タイ

17の項目のうち緑色で表示されているのが達成済みの項目という事になります。

日本とタイ、それぞれ達成した項目

■日本
4.質の高い教育をみんなに
9.産業と技術革新の基礎をつくろう
16.平和と公正をすべての人に

■タイ
1.貧困をなくそう

2030年まで残すところあと9年。
とても大切な取り組みなので是非継続して
行って欲しいと思います。

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