第17話:日本での彼女の姿が見えて来た それは想像を絶する事が待ち受けていたのだ

何かおかしいが、ここは従うしか方法が無さそうだ

何かおかしいぞ?まるで店の場所を隠している様な感じだ?まさか、営業許可を取っていない闇営業?

※このシスターが曲者だ。だが彼女はシスターの言いなりなのだ。
もしそうだったら、そこの従業員は… とても不安になった。寒いし、なかなか来ないし、片言の日本語のママさんはいったい何者?
ただ、いま彼女に会う方法は、このママさんの指示に従うしかない。
ふと停まった軽自動車の中から出て来たのは!
・・・え!?彼女のシスターだった。え?、なぜ?元気?、とニコニコ笑いながら出て来たシスターは、あっけらかんとしていた。
僕は、日本での彼女との再会を楽しみにしていたのだが、最初にシスターと会ってしまい、がっかりだった。

やっかいなシスターだが、それにすがる僕がいた

はっきり言って、いままで彼女が用事があると言う時は、いつもこのシスターが絡んでいた。
彼女はシスターを慕っているので、いいなりだ。だから僕にはとても邪魔な存在だ。究極なのが、ラン島事件だ。
僕と彼女のラブラブのラン島一泊を引き裂いた張本人だ。で
も、彼女との仲を取り持ってくれる存在でもあり、二人の仲を応援してくれる唯一の女の子だ。
ま、仕方が無いかな?読者さんの中には、このシスターファンも多い。そして、この二人を比べたら、圧倒的にシスターを選ぶ人が多いのも事実。
それが僕には好都合だった。大好きになった彼女が日本人好みの顔立ちでは無い事が・・・
僕は素顔の彼女が見せるロリ顔がとても好きだった。このシスターについて行けば、、、そこには彼女が居るはず。
指示されるままに車に乗り込んだ。10分程、移動すると、彼女の言っていた店名の看板が見えた。
もしかしたら看板も出ていない変な店かも・・・と想像していたので、ホッとした。

やばい店の匂いがするが・・・

店内に入ると、クラブ風で、ソファーがあちこちにあり、女の子が多数待機していた。
ママさんらしき人が4人いた。僕は、てっきり置屋みたいな所を想像していたが、豪華な店内を見て、逆に財布の中身が心配になった。
最初に、システムの確認を聞いておこう。ぼったくりバーだったらヤバいし。

カウンターの中にいたママさんに料金の確認をした。セット料金で飲み放題6000円、女の子のドリンクは別料金。
それほどぼったくりでも無いかな?実は彼女に事前に聞いていたのだが、1時間飲んで幾ら?と聞くと、ママさんに確認したら、1時間で2万円と言っていた。
かなり高い店だなぁ… もしかしてバーでは無く、違う形態の店?そんな不安もあったのだが、1時間だけでも会わなければ… 
そんな思いで駆けつけただけに、やや安心。

よく見ると、お客さんには最低2人の女の子が着いていて、6人くらい着いているお客もいた。
女の子は、タイ人… では無い様な雰囲気… きれいな子もいるが、いまの僕には興味無し。
席に着くと、ママさんがやって来て、彼女から聞いていると言われた。少し待つように言われ、チーママと話をした。
この店のママさん達は皆、日本語が堪能で英語も大丈夫な様だ。店の女の子達はタイ人は4人で、ほとんどが台湾人らしい。
台湾人の女の子はビザが3ヶ月あるので大丈夫と言っていた。

「ママさん、タイ人はノンビザだと15日でしょう?」
「彼女は3ヶ月間働くと言ってましたよ?」
「そう?…」
「ビザはあるんですか?」
「さあ…」 

ちとヤバそうな感じだ…もしかして強制不法就労?もしかして多額の借金を抱えてる?そんな事を考えていた。

いよいよ彼女との再会

彼女とシスターが席にやって来た。
彼女は、席に着くと着くと、僕に抱きついて来た。僕に内緒で日本にやって来た彼女。
僕はなぜ言わなかった?と問いただした。彼女はこう言った。
※意外やあっけらかんとしている2人だった

母親から、家の改築費用でお金が必要、あなた達、いい話があるから聞いて来なさい。
そう言われ紹介されたパタヤにボスが言うには、日本に行けば、3ヶ月で60万バーツ稼げる、と。
それを聞いたシスターと彼女は、前から日本に行きたかった事もあり、タダで日本に行ける、なら観光がてらに行って見ようよ、とOKしてしまった様だ。
その後日、訪日予定の僕と日本で会えると言う事も想定していたようだった。
※見事に日本人好みに作り上げられた彼女は僕好み♪

つづく。

前の話を読む<<
>>次の話を読む