第12話:彼女には内緒でオキニと過ごす最高の夜

>もしかしてこんなチャンスは二度と無い?って、
>それが浮気だっていうのに…
>彼女だって仕事とは言え、他の男に抱かれているんだし、僕だってたまにはいいよね?
>この浮気者ーーー、どこかから声が飛んで来そうだ。

オキニと彼女を比較したら、いまだけは彼女を忘れよう…

※可愛い!可愛すぎる!彼女よりも
ドリンクのおかわりをねだって来たオキニは、僕のほっぺにチュッとした。僕は瞬間、カーって血がのぼってしまった。
あ゛ーーー、もうどうなってもいいか。読者さんも、乗り換えちゃえとか言ってるし… そうじゃなくて、ちょっとだけ味見を… ほら、浮気じゃないか。
こんな自分との葛藤を、まるでもて遊ぶかのように、オキニは僕に寄り添って来た。
ちょうど、NさんとTさんがペイパーお迎えの時間で店を出た。
うーーー、どうしよう?そんな時に限って、タイミング良く、ママさんが近づいて来た。
「ママさん、どうしよう… 」
「大丈夫、誰も言わないから」
「本当に?」
「大丈夫、だから一杯奢って」
「う、うん… 」

そうこうしているうちに、ウエイトレスやダンサーも集まって来てしまい、僕の席の周りは、テキーラの山になってしまった。
オキニは、僕と彼女が店内でしていた事を見ていたので、あの子みたいにテキーラ頼んだらダメだよ、と注意してくれた。性格的にはまったく逆だ。

まだまだ子供っぽい所があるけど自由で奔放な可愛い彼女と、気遣いが出来て、とてもしっかりしているきれいなオキニ、どちらも好きだなぁ… 

よく、二人を比較する方法に、こんなのがある。
二人同時に、危篤の知らせが入ったら、どちらへ行く?僕は考えもせずに彼女の所へ行くだろう。
それだけ大切な彼女がいるのに、美味しそうな餌をぶら下げられたら、咥えちゃうのが男だ。

結局、後ろめたさはあったけど、オキニをペイパーした。
彼女に知られるのは時間の問題だろう。数日後、彼女と再会した時、修羅場になるのか? 
はたまた、あっさり終わってしまうのか? どう転ぶかは彼女次第だ。
バンコクの風俗にかかわる僕の生活を考えたら、このくらいの事でダメになるようだったら先が無い。
僕の都合の良い様になる事を祈った。

ドキドキしながら手を繋いだら、オキニの優しさが伝わって来た

※食事の時、寄り添うオキニに僕はもうメロメロだった

読者さんお二人はバービアでペイパーし、食事に行くと言うので合流することにした。
ママさんに僕が先に店を出て、後からオキニに来るよう伝えてもらった。
他店にも顔見知りがゴロゴロいる。ま、浮気じゃなくて遊びだから、と自分に言い聞かせた。

待ち合わせ場所にやって来たオキニ。僕の腕を取り、彼女気分だ。そして6人で食事に行った。

「あの子、良くないよ、あなた以外にも、あっちの客にも、こっちの客にも、チヤホヤしてるよ」
「… 仕事だから仕方がないし、僕には囲えないし…」
「あの子と別れたら、私がボーイフレンドになってあげる」
「!?」、内心微かに心が動いた自分がいた。
「私は、もうすぐお店を辞めるの」
「違う店?」
「バンコクに帰るの」
「バンコクに住んでるの?」
「うん、あなたは?」
「バンコクだけど」 
「え!、じゃバンコクで会えるね」
「うん」

その時、僕は密かにパタヤの彼女とバンコクの彼女の行ったり来たり、そんな楽しい生活を想像した。

いよいよ、憧れのオキニと一夜を共に…

ホテルに連れ帰り、オキニと二人きりだ。
オキニはとても積極的で、一緒にシャワーに入った。そしてベッドでも濃厚なディープキスだ。
スッと布団の中に潜り込むと、濃厚なフェラ&玉舐めだ。彼女とは全然違う。オキニの方がかなり良い。
そして、そのまま入れて、外出しだった。とても感激だった。
シャワーで洗いっこしているうちに、またもや濃厚なディープキスが始まり
ベッドに入っても抱き付いてくるので、ダメもとでバックから… 
いつもならこんな短時間で逝ける筈が無いのに、オキニとの相性はバッチリで、気が付いたら、背中に二度目の放出だった。
※こんなに相性のいい女は初めてだった

シャワーで洗いっこ… ベッドに戻るとまたもや布団の中に潜り込み、濃厚なフェラ&玉舐めだ。
いちゃいちゃしながら横バックで入れたまま寝た。大興奮の一夜だった。

初めにこのオキニと会っていたら…そう思うと、とても後悔した。

つづく。

前の話を読む<<
>>次の話を読む