※在タイ日本大使館より
インターネットを介した詐欺事件に関する注意喚起
最近、タイ国内において、インターネット掲示板を通じた詐欺事件が発生しております。
手口としては、以下の通りです。
- タイ在住の日本人向けに展開されている、物品の売買等を取り扱う、いわゆる「インターネット掲示板」において、売主(被疑者側)と買主(被害者側)間で、商品の売買が一旦成立し、買主から先に金銭を払い込むも、実際には商品が届かない。
- 買主が売主に商品発送の催促をすると、「代理人・弁護士○○が金銭を返金します。」等記載された誓約書が買主の元にPDF書式等で送られ、返金を約束する旨返信がある。
- しかし、その後売主側と一切連絡が取れなくなり現金をだまし取られる。
といったものです。
また、上記ケースの他に、ビザ取得等の代行名目で金銭を振り込ませる等させ、以後は上記と同様の手口で金銭をだまし取る詐欺も発生しているとのことです。
インターネット・オークションを使った詐欺の被害が多く発生していますので、次のような点に気を付け被害に遭わないよう注意してください。
- 入札する際には、出品者に商品の詳細や送付方法、支払方法などを納得がいくまで質問してください。誠意のない回答をするような出品者とは取引を控えた方が賢明です。
- 取引相手の住所、氏名、連絡先(自宅の電話番号)等は必ず確認してください。
- オークション事業者が出品者の評価を提示している場合には、悪い評価の相手との取引を避けるなど、参考としてください。
- オークション事業者が口座等のブラックリストを提示している場合があるので、参考としてください。
その他にも、最近ではLINEやtwitter、Facebookなどを通じたロマンス詐欺など、多種多様な手口もあるので注意が必要です。
詐欺師のプロフィール写真やIDカード等は、ニュースサイトやSNS上にある実在の人物が使われているケースが多く
詐欺メールはマニュアル化されて使い回されているので、画像や文章を検索することで同様の詐欺被害報告を見つけて詐欺と分かることもあります。
弁護士や警察官という身分に無条件に安心したりせず、不審な点が少しでもあれば
「現地の日本国大使館・総領事館に連絡する」旨主張するなど、毅然とした態度で、冷静に対処することが大切です。
皆様におかれましても、上記につき十分御注意頂き、同様の被害に遭われた際には、管轄警察署への相談や被害届の提出等を御検討頂き
あわせて当館にも御一報頂きますよう、お願いします。