日本人から見たタイの不思議なところ!

今回はちょっとしたタイの特徴のご紹介。
タイ人にとっては当たり前な事だけれども、日本人から見るとちょっと不思議なこと!

まずは国歌に関する不思議なこと!

皆さんは日本の国歌はご存じですよね?「君が代」です。
入学式、卒業式、オリンピック、スポーツの試合・・・などなど
「君が代」を聞く機会と言ったらこれくらいでしょうか!?
日本で国歌を歌う、または聞くという行為そのもはとっても特別な場合が多くて、またそれを行う行事も決まっていますよね。

しかしタイの場合はちょっと違います。
毎日、朝8時と夜6時に、駅の構内やテレビ、ラジオで流れます。

その際、出勤や帰宅を急いでいる人も立ち止まり、直立して国歌を聞きます。
最初にこの場面に遭遇した時はとってもビックリしたのを覚えています。

なんでも
「国歌が流れてきているときは歌わなくてもよいが、直立不動の姿勢をとる必要があり、この姿勢をとらない場合には不敬罪となり、警察は逮捕することができる」
とのこと!?

外国人も該当するかは分かりませんが・・・少なくとも私は立ち止まった事はありませんw
タイ人はほとんど立ち止まって聞いていますが、中にはそんなこと気にもせず、ふらふら歩いている人も見かけます。

「国歌」というものに関してそこまで深く考えた事がないので
「国歌が流れている時は直立不動の姿勢をとる必要がある」という事にとても衝撃を覚えました!

国歌

作詞はルワン・サーラーヌプラパン (ヌワン・パーチンパヤック)、作曲はプラ・チェン・ドゥリヤーン (親はドイツからの移民。ドイツ名はペーター・ファイト Peter Feit)。1939年制定。1932年の立憲革命により、タイ王国の政治体制が絶対王政から立憲君主制に移行したことを契機にして、この歌が作られた。それまでは国王賛歌が国歌の役割を果たしていた。

国王賛歌

タイの王室歌の名は国王賛歌(タイ語: สรรเสริญพระบารมี)と言い、国王を賞賛する歌である。各種王室関連行事で流されるほか、映画館では映画上映前に流され、演劇前にも流される。又、タイ国内の一部ラジオとテレビ局の放送開始と放送終了の時期に流されるなど。

国王賛歌が流れている時も斉唱の義務はないが直立不動の姿勢をとらなければならず、そうしなかった場合は、不敬罪にふれるため逮捕される可能性がある。

ちなみにタイでは映画の上映前にこの国王賛歌が流れる。この時スクリーンに国王の映像と一緒に国王賛歌が流れる。
遅れて館内に到着し、この音楽が流れていた場合、席に急いではならず、その場で直立不動の姿勢をとる必要がある。

なのでこういった事に関心がない人(タイ人を含む)は国王賛歌が終わる頃に館内に入り自分の席につく。