新たに新型コロナウィルスのクラスターが発生した事により
リスク高い41都県で、パブ、バー、カラオケ等の娯楽施設の閉鎖を告示しました。
また追加の規制が発表されマッサージや映画館なども閉鎖となりました。
今回はおすすめのミステリー小説をご紹介!
私の好みが強く出ておりますのでご了承下さい(‘ω’)ノ
第19回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作!
元プロ雀士で弁護士でミステリー作家の新川帆立さんの作品!
金に目がない凄腕女性弁護士が活躍する、遺産相続ミステリー!
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。
学生時代に彼と3か月だけ交際していた弁護士の剣持麗子は、犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人として
森川家の主催する「犯人選考会」に参加することとなった。
そしてそこでお決まりの事件が発生して、さぁー大変という展開になっていくのですが
どうなっていくのか?続きは読んでからのお楽しみ!
神永学さんによる悪魔と呼ばれた男シリーズの第1作目。
神永さんの作品は文章がとても読みやすく、活字初心者の方にもオススメ!
ミステリーでありながら特殊な設定のものが多く、そこも魅力のひとつ。
本格ミステリーではないけど、たまにはこんなのもいいのではないでしょうか。
警視庁特殊犯罪捜査室という架空の組織が登場し犯罪心理のスペシャリスト達が猟奇事件を解決していく!
綾辻 行人(あやつじゆきと)さんによる館シリーズの第1作目。
この作品を読んでミステリー小説にはまった方も多いハズ。
こちらは1987年に刊行されたものですが新装改訂版が2007年に刊行されたので
今から読むなら新装改訂版がおすすめです。
無人の孤島にある「十角館」で起こった殺人事件と
本土を舞台とした怪文書に関する事件と
二つの事件が交差する。
元々は1987に刊行されたものなので内容はちょっと古臭く感じるかもしれませんが
先が気になる展開、無人島で起こる殺人事件とお約束が満載で
逆にそれが面白い!
全てを覆す「たった1行のどんでん返し」があまりにも有名ですが
初見の方は度肝を抜かれるハズ。
周木 律(しゅうきりつ)さんによる堂シリーズの第1作目。
十和田只人という天才数学者が事件を解決する王道のミステリー小説だが
数学者が登場するだけあって作中に数学の専門用語がこれでもかと登場する。
言わば理系ミステリー。
数学の様々な知識は登場するが作中のトリックには一切関係ないのでご安心を。
こちらは全7作品でシリーズは完結しましたが
個人的には1作目のこちらが一番面白かったかな。
トリックは想像つくけど、この作品独特の世界観の表現、クセのある登場人物の独特なセリフなど
一つの群像劇として十分楽しめる作品となっております。
青崎 有吾(あおさきゆうご)さんによる裏染天馬シリーズの第1作目。
題名の通り、ある高校の体育館で起こった殺人事件を
同学校の学生である裏染天馬が解決するお話し。
この作品の何が面白いかって、超ロジカルな推理が読んでいてメチャ楽しいのです!
起こった殺人事件に対して裏染天馬は調査をしていくのですが
その全てがロジカル。
トリックというトリックがある訳ではないので
一見つまらなそうではありますが
読者が疑問に思った事は裏染天馬も疑問に思っており
その疑問が分かりやすく作中で説明され、それによってどういう状況に陥るのか。
だからこいつは犯人ではない。
というロジカルな展開の連続です。
最後に裏染天馬が犯人を指摘する場面でも、現場に残された違和感などから
犯人はその人物でしかありえない!としっかり特定し
もちろんその人物が犯人であると至った経緯や証拠も指摘。
なるほど!と思わせる作りは読んでいてテンション上がりまくりで面白い作品です。
今村 昌弘(いまむらまさひろ)さんによるデビュー作品。
2018年に刊行され、その年のミステリー関連の賞を総なめした作品です。
この作品の何が凄いかって、大学生が無人島に行ったら起こるであろう定番の出来事二つを
くっつけて見事に成功している点です。
※ここから先は設定に関するネタバレを含みますので気になる方はここで読むのをやめて下さい。
大学生が無人島に行ったら起こるであろう定番の出来事二つとは?
それは「殺人事件」と「ゾンビ」です。
仲の良い大学生のメンバー同士で無人島に行ったら
その島を舞台に起こる連続殺人。
または仲の良い大学生のメンバー同士で無人島に行ったら
その島でゾンビが大量発生。みんなで協力して島から脱出。
この屍人荘の殺人はこれら二つの要素を上手にミックスして
ちゃんとミステリーとして成立しているのが凄いんです。
密室ないでゾンビに食い殺されたかのような死体が発見される。
もし、これが殺人事件だったら?という発想がとても面白い。
例えば
ゾンビを操る事が出来る何かしらの方法があって
それでゾンビを操って殺した。
例えば
ゾンビに食い殺されたかのように殺す事が出来る方法が
あるとして、その方法で殺した。
などなど
この作品もロジカルに一つ一つの可能性を
検証しては消し、また新たな可能性を検証しては消しの
繰り返しを行っていきます。
登場人物の何気ない行動や言動
そういった細かい事から犯人を当てていく。
これぞロジカルの極み!!!
面白すぎて一瞬で読んでしまうほど。
是非とも読んでみて下さい!!