風俗マイスター タズヤンのバンコクローカル風俗の旅!第16回「タイにしかない!? 日本人向けの特殊な飲み屋 居酒屋 虹」

おそらくタイにしかない、男性向けの夜遊びスポットは「ちょっかい居酒屋」である。


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誰が命名したのか、バンコクや、日本人製造業関係者が多いタイ東部のシーラチャーを中心に数軒ほど営業する。
ネットで検索しても他国での存在が認められず、話題はバンコクのものばかりだ。

「なに、ちょっかい居酒屋って」

タズヤンも移動中のタクシー内で疑問を口にする。

ちょっかい居酒屋とは、普通の日本式の居酒屋ではあるが、客が望めば、店員さんが一緒に飲んでくれるという店である。

要するに、居酒屋とスナックの中間(限りなく居酒屋寄りだけれど)といったところだ。
そんな店なので、誰が決めたわけでもなく、客の大半は日本人であり、男性ばかり。
店員もどちらかというと若く、そしてかわいい・きれいな女の子が多い。

女の子が立ったまま一緒に飲むのか、隣に座ってくれるかどうかは店によって違うが
このちょっかい居酒屋はバンコクならスクムビット通りに点在している。
中でも、ソイ22の中ほどからラマ4世通りに近い奥の辺り(ちょうどソイ24からの抜け道の交差点付近)に
この形式の居酒屋が集まる。
「カラオケとかバーは重いけど、でも女の子と話しながら飲みたい」という日が男にはある。
そんなときにぴったりなのがこのジャンルである。

※やや高級な雰囲気のあるちょっかい居酒屋「月光」(ソイ22)
※「栄ちゃん」もソイ22にある老舗的なちょっかい居酒屋
※看板だけではちょっかい居酒屋と普通の居酒屋の判断がつかない
※「姉御」も在住日本人には有名なちょっかい居酒屋のひとつとされる

今回は、実は別の取材(前回のソイ22のビアバー街)に行く前の腹ごしらえに寄っただけなのだが
なかなかいい店であったし、タズヤンも楽しんでいたので、急遽取り上げることにした。
店名は「居酒屋 虹」である。
※「居酒屋 虹」も入りやすい外観をしている

店の外観はごく普通の居酒屋だ。内装もまたありきたりな和食系の飲食店然としている。
客層も日本人会社員らしき人が多く、それだってほかの居酒屋となんら変わりはない。
一緒に飲んでくれるなんて店内のどこにも書いていないので、このジャンルを知らなければ
ただ食べて飲んで帰るといった店になる。もちろん、そういった使い方も間違いではないが、もったいない。
※虹の店内はシンプルで居心地もいい

店員は若い子ばかりで、かつ赤いTシャツにデニムの短パンとかわいく見える王道を突き進んでいる。
確かに、隣に座らせたくなること間違いなしだ。
タズヤンが目をつけたのはジエップちゃん。
タイ語でひよこという意味で、優しい笑顔と明るい性格はまさにひよこちゃんである。
とりあえず一緒にビールを飲もうと誘い、早速乾杯。
こういうときのタズヤンもノリがいいというか、スピード感が半端ないので
あっという間にジエップちゃんも乗せられて、そのままタズヤンの膝にも乗せられて。

※ちょっと飲んだらすぐに膝に乗せてしまうタズヤン
※さすがに1杯目の乾杯前はジエップちゃんもやや警戒の顔

「ジエップ、アーユ・タオライ?」

タズヤンの「何歳?」という質問にも軽快に23歳と答えるジエップちゃんは
料理を運んできてくれたアモンちゃんにもビールを奢ってくれないかと言う。
タイミング的におねだりするには早いが、このタズヤン式スピード感。
入店15分くらいだが、すでに1時間以上いるような濃さで楽しんでいるので、アモンちゃんにも奢ってあげる。
タズヤンのポリシーは「みんなで楽しく」なので、不自然でないおねだりにはできるだけ応じるのである。
※タズヤンが早速アモンちゃんにビールを注ぐ

「アモンは私の親戚なの」

夜の店でよく「誰々は私の姉」とか妹とかよく聞くが
これは大体がウソというか、日本の体育会系でも見られる、先輩・後輩の忠義を表す戯れ言のひとつだ。
だから、我々はこういう話は「あ、そう」と流しておくべきだ。
ところが、あとになってわかったのは、ジエップちゃんとアモンちゃんの関係はウソではなかった。

「居酒屋 虹」はルンさんという、まだ30代のかわいらしいママさんがオーナーである。
元々違うちょっかい居酒屋で働いていてノウハウを得て、およそ3年前にこの店を開業したそうだ。
※虹のオーナーでありママさんのルンさん
ルンは虹という意味

厨房にいるのはルンさんの兄のひとりで、バンコクの有名な和食店などで板前をしてきた。
料理の味自体は可もなく不可もなく。逆に、日本人なしでやっていると考えると、それなりにすごいかも。

店員はルンさんの出身地である東北地方ロイエット県の人が多く、ジエップちゃんもアモンちゃんも本当に親戚なのだそうだ。
※本誌を興味深く見ているママさんや店員さん(この子もママさの親戚)

元ちょっかい居酒屋の店員が自分で店を? パトロンがいるんじゃない?
とタズヤンも取材班も疑ってみたが、親兄弟から金をかき集め、かつ共同経営しているそうで、本当の意味での家族経営店なのだとか。
頭のいい人はこういう風に独立するんだなと妙に感心してしまう。

そんな風に店員やママさんとも会話が盛り上がる。
話を聞いてみるとこういった店の裏事情というか、表には出てこないドラマを知ることができる。
こういうことは普通の居酒屋では体験できないので、これもまたちょっかい居酒屋の醍醐味のひとつだ。
※ジエップちゃんはノリがよく店でも随一の人気嬢でもある

そんな風に話が進んでいくと、話にほころびが出てくることもある。
タイ人はウソが下手だ。アモンちゃんが23歳とわかり、いろいろと話を手繰るとどうもジエップちゃんに気になることが。

「実は、30歳です・・・」

だよな、とは思ったものの、でも見た目は20代前半で全然通用するぞ!
タズヤンも初体験のちょっかい居酒屋は結構おすすめの遊び場だった。


スクンビットソイ22の奥にあるので徒歩で向かうのは少し大変。
なのでバイクタクシーでの移動をオススメする。
料理は100バーツ未満のおつまみが多数揃っているので
お財布にも優しく、ひとりでも気軽に訪れる事が出来る
普段使いのしやすいお店だ。