第46話:半同棲14日後⑥ 再会・・・その前に送金して!

ミルクに4000バーツ?

<あなたの部屋に来て欲しい?本当に?
>私はそれを望む、あなた次第
<Ok、泊まっていい?
>Ok、あなたを待ってます

随分先だが彼女と約束をした。
彼女の部屋へ再び行く事になった…

どうしてあんな女と一緒に居るの?
別れても分かれてもまたくっついて…
僕の身近でそう言う人達が多い。
端から見ていると、なんともバカバカしいと思えるだろう。
しかし、本人達にとっては、なるべくしてそうなってしまった?
今になってやっと彼らの言葉が理解出来た感じだ。
やはりくっつく離れるは、本人同士しか解らないと思う。

そんなある日、彼女から突如メッセージが届いた。

>元気?、いま何処?
<いま仕事中

女の子がよく言ういうメッセージが届いた。
相手の居場所の確認?

>お金を少し貸して欲しい
>子供のミルク代が 無いの
>必ず返す、私はあなたを騙さない
<はい、はい、
>4000バーツあなたから借りたいの
>あなたは大丈夫ですか?

しばらくメッセージが無かったと思ったらこれだ(*_*;
しかも、ミルクに4000バーツ?
僕は知っている。
子供のミルク代?、いやあなたの酒代でしょう?
大半があなたの飲み代か、ファミリーに消えるって事でしょう?

エッチを条件に送金するエロおやじ

僕は彼女に言った。
じゃ、条件付きで…
彼女がお金を望むなら、僕は彼女の若い体を求めるだけ…
すると、即答でOKと言った…
これはもう彼女では無く、ただの娼婦の様だった。
一晩、4000バーツなら…
前回もエッチをはぐらかされたから、次回はお金は無しでの予定だった筈だが…
エッチの嫌いな彼女は、その時、週一ならOKと言った筈だ。

>私はあなたを愛している、あなただけが私にとって重要な人々です
>私はあなたの送金を待ちます
<わかった
>ありがとう、感謝します

感謝するだけでなく、気持ちを態度に表わして欲しいものだ。
彼女は、サイアムコマーシャルバンクに送金して!、と言った。
慌てて窓口に行ったが、シャッターが降りるところ。
どうしようか…
あ、バンコクバンクのATMから送金出来るじゃん。
慌てると、冷静な行動が出来なる。
そんな思いをして送金してもパッと使われてしまうだろう。
彼女には感謝の気持ちが無い?それがタイ娘か?
4000バーツはきっと酒に消えるだろう…

そしてパタヤへ、彼女との再会

2015/03/02(月)

この日、早く仕事を切り上げてパタヤに行く予定だった。
仕上がった原稿と写真データを日本に送信するのだが、全部で1GBもある。
深夜からずっと送信を繰り返していたが、
いろいろな手段を講じても、僕のマンションの通信状況では限界の様だった。
何度も途中で落ち、通信が途絶えてしまう。
その日は大雨の影響で回線状態が悪くなっているのだろうか?
結局、送り切れず、自宅を出た。
パタヤでWiFi使える所でやるしかないか?
エカマイのバスターミナルで2時間待ちだった(*_*;
その間に、PCを取り出し、WiFi電波を確認すると、
僕の契約しているAISWiFiの3BBが接続可能だった。
ラッキー、やはり電波の強い所だとアップロードも快適だった。
タイのWiFi環境は、日本より優れているらしい

バスはかなり遅れて出発した。
バスの中で彼女にメッセージを送ったが未読。
彼女は僕を待ち望んでいる訳ではないのか?
すっかり乗り慣れたパタヤ行きのバス。車掌さんや運転手さんとも顔馴染みだ

再会したら、彼女が飛びついて来いて来るだろうか?
そんな想像通りの展開にはならないんだろうな…
とにかく会えるのが…いやエッチが楽しみだ(^○^)

ハグ (hug) とは、抱擁(ほうよう)し、親密さ、愛情、友情を表し、伝える手段である。
幼児語では、だっこ。ぎゅう。
ハグは、ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)の一種。
しばしば視線を交わしたり、キスをしながら行われる。

僕も”だっこ”して欲しいです!

パタヤが近づいた頃、彼女からメッセージがあった。
ファミリーの所に居るから来て、と。
え?さっき薬飲んでしまった…
だって到着したらエッチする約束でしょ?
シアリスでよかった(*_*;

3時間ほどかかり、パタヤに到着した。
バスターミナルから彼女に電話した。
彼女に迎えに来てもらいたかったからだ。
しかし、彼女は電話に出なかった。
取り敢えず荷物を置きに彼女の部屋に行った。
2人で借りたアパートは、サードロード外側だ。
バイタクに乗り、サードロードを走った。
サードロードで寂しい場所では犬がうろうろしている。
僕はタイで一番嫌な事は、犬だ。
だから犬の居ないインドネシアのジャワ島に憧れる。

アパートに到着した。
机には彼女のIDカードが置いてあった。
名前も生年月日も教えられた通りだ

彼女はファミリーの所に行ってる。
僕はベッドに転がり込んだ。
彼女と何日も一緒に寝たベッドだ。
彼女の匂いがした。
この匂い、とても落ち着く。
同時に薬が効いて、ムスコが暴れ始めた(*_*;
腰を布団に押しつけ、少し動かすと、ヤバイ…

どうしても忘れる事の出来ないこの匂い。
やっぱりどんなに気に入らない所があっても、
この彼女を嫌いになる訳が無い。

早くしたい!

再会、彼女はお金がやって来たと思ってる?

彼女に電話をした。
するとすぐにやって来た。
ドアが開き、彼女の姿が…
彼女は僕を見ると、抱き付いて来た。
これにはびっくりした!
しばらくの間、抱擁が続いた。
キスもした。
まるでお互い、愛を確かめ合っているかの様に。
そしてやっと体が離れて…
しがし、彼女の最後の一言で、僕は愕然とした。

OK mai ?

どういう意味?
あなたの望む事に応えてあげて満足?OK mai ?
これでいままでのはチャラにして!OK mai ?
いずれにしても、タイ娘の、OK mai ?って、
もうこれでいいよね、後から言わないでね、
みたいな意味がありそうだ。
要は、釘を刺されたって?…
つい、OK と言ってしまいがちだ…
タイ娘は後から、あの時の事だけどさぁ…と言われるのが一番嫌いな様だ。
だから、OKと答えた後、深い意味は聞き損ねてしまった。
ま、自分の都合の良い様に取っておくのが無難か?

エッチは後でね、ファミリーでムーカタが優先?

彼女はファミリーでムーカタするから行こう、と言う。
僕は抱擁の間、ずっと勃起していた…
我慢できず、彼女の腕を取り、ベッドに連れて行こうとした。
しかし、柔らかく断られた。
ファミリーの皆がずっとあなたの来るのを待っていたのよ。
その一言で、萎えた。
僕はずっとエッチを待っていたんだけど…
でも、帰って来てからね、と言ってくれたので、ここは我慢だ。

ファミリーはお腹を空かせて待っていた。
それもその筈、彼女は僕に手を出して、お金を頂戴って言う。
はいはい、出しますよ。
月に2~3回、一回500バーツでムーカタする約束だ。
それでファミリーと打ち解けるのはいいが、
最近、彼女と2人きりでの食事がめっきり無くなった。
ウォーキングストリートの海鮮レストランは高いと言った事で、
あえてファミリーとの食事を選んでくれているのだろうけど、
僕は寄り添って2人だけで食べたい…

寺院のイベントでデート

食事が終わってから、
皆でバイクで30分くらいの所にある
”Wat Sutthawas”という寺院に行った。
僕を置いてどんどん先に行ってしまう彼女

場所はパタヤ・サードロードの外側で、
パタヤ・エレファント・ビレッジ方面だ。

このイベント時期以外の日は閉業している様だ

年に一度、1週間だけイベントが行われていて、
広大な敷地で縁日や出店が多く出ていた。

このイベントを1年間楽しみにしている地元の人も多いとか

彼女は僕に何も聞かず、服屋に入った。
家族はこれにする?あれにする?
皆服を選ぶと、彼女は僕に言った。

払っておいて!
価格は安いが女性の気を引く服がいっぱいだ

今度はくじ引き…
皆で選んで商品を手にして…

払っておいて!
もう一回、もう一回…と、一体いくら使うの?

次は射撃ですか?
ひとりで何回も…
お母さんも一緒に、もう一度やったら?、あのね…

バイク乗りのショーを見た。
家族でワイワイと楽しそうだった。
次は何を見る?何を買う?

どうでもよい見世物も見る。
まるでこの時とばかりに…
いい加減にして欲しい。
僕は楽しく無いよ…
とてもつまらないショーだ、家族は全部見るって?

それを察知したのか?
ファミリーも一緒だったが、彼女は自然に僕と手を繋いで、
その事が僕にはとても嬉しく思えた。
ママもその光景を見て、微笑んでいた。
2人の仲が良ければ、ママは安心なのだろう。

最後に化粧品をどっさり買った
おいおい、なんでそんなに買うの?
えっとね、姉の分と妹の分と…
参ったなぁ…
僕はあまりお金を持ち合わせて無いよ?ATMに行けばお金を出せるよ!

2時間程、楽しんで、ファミリー宅に戻った。
各家庭のご主人は、朝が早いので、午後10時には床につく。
だから、僕達もここからが2人の時間だ。
十分に満足した彼女は、僕への奉仕の準備かな?

でも、ファミリーと居ると、彼女はたいていビールをガバガバ飲んでいるので、
部屋に戻るとすぐに寝てしまう事もある。
はたまた、映画好きな彼女は僕が眠くなっても延々と見続る。
しかし、この日はシャワーから出るとベッドに入り、僕を待っていた。
大丈夫、彼はエッチさえすれば何でも言う事を聞くから…

久々の、ぶんぶん、だ。

やっぱ好きな女を抱けるって、嬉しいものだ。
この日はめずらしく彼女は恥じらいつつも感じている様だった。
そして僕の手を握り、彼女は果てた…
ギュってして!ギュって!

しばし抱き合って、お互いを見つめ合って…
なんて事にはならず、終わるや否や、

OK mai ?

と来た。
あ~ぁ、ムードもへったくれも無い…
終わるとテレビを見る。
僕の事は視界にも入らず…

翌日、またまたお金に絡む問題が発覚した。
そんなの聞いてないよ!

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