第4話:離れて解る彼女への想い

さいかい【再会】とは?

離れていた者が久しぶりに会うこと。
「十年ぶりに~する」「~を期する」
【ふたたびあう】と書いて再会。

バンコクでは、他の女の子とHをする機会が多いので、少し距離があるパタヤの彼女はとても都合がよい。
今後、パタヤでの再会がずっと続くといいのだが・・・。

好きになったら、日本からでも会いに来ていたんだから
バンコク~パタヤ間なんて、どうってことないと思った。
翌日、ホテルをチェックアウトし女の子と一緒に昼食を摂った。
女の子に「次はいつ来るの?」と聞かれた。
パタヤとバンコクは遠い様で、意外と近い。
帰りのバスの中で、僕は次の予定を考えていた。

再会

その後、何度かパタヤを訪れたが、彼女とはなかなか再開出来なかった。
あまり出勤せず、ある時は風邪で寝込んでいたり。
ゴーゴーバーのママさんに寂しいと言うとその場で電話してくれた。
もうその店には行かないと言っていた。

そして、やっと連絡が取れ、店の外で会う事になった。

ここまで僕は彼女を【女の子】として表現してきた。
でも、だいぶ打ち解けてきてお互いが一番大切なんていう間柄に・・・。

ま、誰にでもそんな事を言っている子じゃないと思った。

「僕の彼女になって欲しい」
「いいよ」

【彼女】として位置づける事にした。

いったんそう決めると、僕はずるずると引き込まれて行った。
気が付いたら、立場は逆転していて、僕から会いたい、という状況になっていた。
それでも快く返事をしてくれる彼女はとてもいい子だと思った。

ただ、この仕事も長く付き合いも広い。
そして何より年齢が若いから、時々何を考えているのかまったく理解出来ない事がある。

11月と12月にパタヤのホテル予約が取れたので彼女に伝えると
なぜそんなに来るの、なんて言われ、ちとめげてしまった。
それからしばらく連絡が取れず、悶々とした日を送った。

離れて、距離が縮まった

僕は訪日の為、タイを離れ、日本からメッセージを送った。
するとすぐにメッセージが届いた。

「私の事をわすれないで」と・・・。

訪日しているあいだ、何度もパタヤを彼女からメッセージが届いた。
嬉しかった。
翌々週、会う約束をしていたので、なにかお土産が欲しいか?と聞くと

「Up to U」

いままで買ってあげたもの・・・
靴、服、指輪・・・。
どれもタイで買えるものだ。

さて、日本のお土産・・・。
あちこち探したが、服は冬服ばかりでどれも選べず。
彼女に、判らないと正直に聞いた。

あなたが買ってくれるものなら何でもいいと言った。
嬉しいけど、それが難しいところ。
まだ付き合って日が浅いし・・・。

また、離れて・・・

11月23日、ビザの関係で2日前倒しでパタヤに来た。
直前に決めた事なのでバスの中からメッセージを送ったが、彼女と連絡が取れなかった。
その日は友達と遊んだが、女を連れ出す気にはなれず・・・。

友達は翌日夕方に帰国してしまい、1人ぼっち。
彼女とは、2日後には会えると思うのだが、まさか、すっぽかしなんて・・・。
もしそんな事になったら、僕は泣いてしまいそう。

24日の夜、パタヤの友達が店をやっているので連絡してみた。
彼は、あの子うちの店に戻って来たよ。と言っていたからだ。
ただ、ずっと出勤していないとも言っていた。

彼曰く、彼女は僕の事を【ちゃおちゅう(浮気者)】だと言っていたとか。

気になって、店に行けば何か話が聞けるかと期待して行ってみることにした。

店内ではコヨーテダンサーが踊っていた。

うん?あの後ろ姿は・・・!?

こんな姿で踊る彼女は
多くのお客の視線を
浴びているのだろう

つづく。

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