ギャンブルに関するあれこれ!

2016年12月、日本でカジノ法案(IR法案)が成立しました。
今後国内にカジノ一体型リゾートができると思うと、どこにどんな施設ができるのだろうか?
シンガポールみたいなものだろうか、マカオみたいなものだろうか、とワクワクする反面、治安の悪化やギャンブル依存症、マネーロンダリングなども心配ではあります。
まだまだ議論が足りないような気もしますが、観光立国の起爆剤としてカジノが役立つという発想も理解できなくもないところです。

タイでのギャンブルあれこれ

実はタイではギャンブルはご法度。 そのため、タイにカジノはありません。賭け事の一切が法律で禁止されています。
今。ワールドカップのシーズンという事で有名なサッカー賭博ですが、逮捕者のニュースもよく聞くので取り締まりもしっかり行われているものと思われます。
先日もオンライン賭博に関与した疑いで韓国人の男性5人が逮捕されています。

タイ人は賭け事好き

民俗学的に言うと世界で一番ギャンブルが好きなのは中国人だそうです。
彼らは何年もこつこつと貯めてきたお金をたった一晩の博打ですってしまうこともままあるそうで、利子が何%と計算している貯金好きな日本人とはDNAが違います。

タイ人も賭け事は大好き。彼らは何でも賭けの対象にしてしまいます。
ゴルフの握り、キックボクシング、サッカーの結果、ビリヤードなどはスタンダードな賭けですが、賭ける対象が無いときは次に来る人が男か女か、運転しているときは対向車のナンバー賭けという危ないこともやっています。

また宝くじの当選番号をお坊さんに占ってもらったり、まわりで何か事件が起こったりすると数字に結びつけるという思考回路が出来ているようですぐに宝くじ売り場に走ります。
またその番号が見つからないときは私設のくじ屋(ノミ屋みたいなもの)に電話すれば好きな番号が買えます。
こういった痒いところに手が届くようなサービスは至れり尽せりです。

タイは賭博行為は禁止されています。
これはかなり厳しいものでマージャンはおろか、ゲームセンターでも競馬ゲームなどはダメ、仲間内のトランプでさえ見つかるとしょっぴかれます。
日本でも賭博行為は禁止されていますが、競馬、競輪、競艇など特別法が定められているものに関してはOKのように
タイもムエタイの賭け試合はOKのようです!あくまでもスタジアムの中限定で許された行為だそうです!

カンボジアが自国で規制されていないのをいいことにタイとの国境付近に次々にカジノを建設しました。
そしてバンコクから最も近い国境であるカンボジアのポイペットに一大カジノタウンが出現しました。
一度だけここのカジノに行っ事がありますが、みんな黙々とプレイしていましたw
客層としてはやっぱり中国人とタイ人が圧倒的に多かったです。みんな食事もとらず1日中ずっとやっているそうです。凄い集中力と体力w

賭けない、誘わない、のっからない

「せっかくタイに来たから、ムエタイで賭けてみよう」とか
「仲良くなったタイ人がサッカーの勝敗表を持ってきたからのってみようかな」なんていうこともあるでしょう。
ですが、いずれもご法度。見つかれば逮捕されてしまいます。闇カジノ摘発のニュースも聞きますし、タイ人のギャンブル好きを考えると誘惑は多いでしょう。

強制退去や罰金で済めばいいですが、最悪塀の中へ行くことになってしまってはどうにもなりません。
タイ人のギャンブル好きは果てしないですが、お付き合いをするうえでそこは一線引いておくこと。
「郷に入っては郷に従え」とはいうものの、自分の身は自分で守らないと大変なことになりますよ。

なんとタイではクレーンゲームもギャンブルとして扱われる

タイの警察がゲームセンターなどにクレーンゲームを設置する際は許可を申請するよう呼び掛けたとのこと。
タイではクレーンゲームはギャンブルにあたるそうで、無許可の設置は違法とみなされる。
発覚した場合、懲役2年以下か2,000バーツ以下の罰金、またはその両方が科される。
ギャンブルにあたるから警察に申請するとは、何か矛盾している気がするけど・・・。
法律でギャンブルが禁止されているのに、申請すればOKって事ですかね!?

もちろん日本もギャンブル禁止です

「日本はギャンブルダメって言われてるけど競馬、パチンコ、競艇、競輪などギャンブルたくさんあるじゃん」
って言われてる方がいらっしゃるかと思います。
なので日本が法律でギャンブルが禁止されているのを知らない日本人もたまぁ~にいらっしゃいます。
確かに法律で禁止されているギャンブルがいたるところに存在する日本。
一体どういう事なのか。考えてみると不思議ですね。
番外編として日本のギャンブル事情もちょっと考えていきましょう。

賭博とは、金銭や品物などを賭けて勝負を争う遊戯のことである。
金銭や品物などの財物を賭けて、(偶然性の要素が含まれる)勝負を行い、その勝負の結果によって、負けた方は賭けた財物を失い
勝った方は(なんらかの取り決めに基づいて)財物を得る、と言う仕組みの遊戯(ゲーム)の総称である。

パチンコ
結論から言うとパチンコは出玉に応じた景品、品物を提供している訳で、お金そのものを渡している訳ではない。
その景品、品物を買い取ってもらって初めてお金を得る事が出来る。
パチンコ、スロットは景品を買い取ってくれるお店が、たまたま近くにあるだけ!
なのでパチンコそのものは禁止対象では無く、言ってしまえばとてもブラックに近いグレーwww
出玉に応じてお金を提供してしまえば、立派なギャンブルですが、あくまで景品ですからね。
上手い事やりやがったなという感じですが、仕方ないですね。

競馬、競輪、競艇
これらは公営競技として定められています。

公営競技(こうえいきょうぎ)とは、公的機関が賭博(ギャンブル)として開催するプロフェッショナルスポーツの総称である。

ギャンブルは法律で禁止されていますが、公営競技は法律で認められているので、公営なら違法性は全く皆無です。
つまり競馬、競輪、競艇は法律で特別に認められたギャンブルという訳です。

競馬法
モーターボート競走法
自転車競技法

国民が堂々と遊べるギャンブルという訳です。

基本的にはギャンブルは禁止されています。
なので「カジノ法案」と呼ばれてる法律を作って日本でもカジノが出来るようにした訳です。

カジノ法案(統合型リゾート(IR)整備推進法案)とは、正式名称を「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」といい
簡単に言うと「これから統合型リゾート(IR)を作っていきましょう」という法律です。
カジノそのものを作ることが出来る法律ではありません。

統合型リゾート(IR)とはカジノ、映画館、ショッピングモール、アミューズメントパーク、スパなどの
複合観光集客施設です。

つまり子供から大人までが楽しめる施設が集まったリゾートって訳ですな!

観光による経済効果は抜群なので、なんとしても2020年の東京オリンピックに合わせてオープンしたいところでしょうが
他の様々な法案の遅れにより、それはもはや絶望的でしょう!

政府がIRを設置する自治体3か所を正式に決定しますが
それがどの場所に決まるのか、候補地が決まるのが2022年頃、早ければ2025年頃にはオープン出来るのでは?
と言われていましたが、新型コロナウィルスの影響により時期は未定となっております。
IRが開業できるのは全国で3か所と決められているので、まず候補地がどこに決まるのか?
横浜、大阪が有力だと言われていますがどうなるのでしょう。