タイで約10年ぶりに・・・!?

タイで18日、殺人罪で有罪判決を受けた男に死刑が執行された。タイ矯正局が明らかにした。同国で死刑が執行されるのは2009年以来9年ぶりで、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは遺憾の意を表明した。
矯正局によると男は被害者を24回刺して殺害し、携帯電話と財布を盗んだ罪で6年前に死刑判決を受けていた。執行方法は致死薬注射だったという。
タイ法務省の幹部は今回の死刑について、「法に基づいて」執行されたと強調した。
矯正局によると、1935年以降タイでは主に銃殺による死刑が325人に執行され、2003年から2009年まで致死薬注射による死刑が6人に執行されている。
矯正局は声明を発表し、今回の死刑執行が「重大な犯罪を行ったり、法を犯したりしようとする者たちを思いとどまらせる戒め」になるとしている。
一方で人権団体などは突然の死刑再開に強く反発しており、アムネスティ・インターナショナルは「これは生存権の甚だしい侵害だ」と指摘し、タイが死刑廃止に向けた取り組みから「手を引いた」と非難している。

ふと、こんなニュースに目が止まった。
へぇ~!タイって2009年以降、死刑が執行されていなかったんだ!
そもそもなんでそんなに長い間、執行されていない期間があったの? とちょっと疑問に思いタイに詳しい知人に色々と聞いてみると意外な事が分かりましたw

その意外な事とは・・・つまり法務大臣の存在!

日本にもタイにも法務大臣は存在します! 日本では法務大臣が死刑執行の命令を最終的に下し、そして刑が執行されるわけです。
しかしタイではここの仕組みが日本とは違うらしい! タイの法務大臣は死刑執行の命令を下す立場にないそうです!
じゃあタイでは誰が死刑執行の命令を下すのか!? それは・・・なんとなんと・・・王様なのだとか!?

えぇ~!王様が最終的に死刑執行の命令を下すって! そりゃ何か可哀想じゃないか!?
約10年、死刑が執行されなかった理由もなんとなくこれで分かったよ! そりゃ王様が、やすやすと死刑執行の命令なんて出せないよ!
王様としてのイメージもあるしね! 日本で言ったら天皇が命令しているって事だからね!
それはさすがに荷が重すぎるでしょ! ってかそもそもタイの法務大臣は何のためにあるんだろ!?って感じだけどさ!

まぁそんなこんなで6月18日に殺人罪で有罪判決を受けた男の死刑が執行されたそうですが・・・・
王様への反感も強まったなんて話もチラホラあったり無かったり!
そもそもタイは死刑という制度に対してあまりいい印象は持っていないようで、どちらかと言うと反対意見の方が多いのだとか!
ここ約10年ほど死刑執行がなかったけど、今の王様になったことにより刑が執行されてしまった!
上記のように非難が凄いことになっているらしい・・・。